android(アンドロイド)アプリを作成して世の中に出してみたい・収益を得たいと考える人は多いでしょう。現代では数多くのandroidアプリがリリースされていますよね。本記事ではそんなandroidアプリを作成するために必要な知識や手順を詳しく解説していきます。アプリ作成に興味がある人はぜひ最後までご覧ください。
android(アンドロイド)アプリ作成の前に必要な知識
ここではandroidアプリを作成する前に知っておきたい知識を紹介します。androidアプリの企画・作成をしようとしている人はぜひ参考にしてください。
世界向けに作成するならandroidアプリ
現在androidアプリのリリース数は2017年で350万を超えていて、さらに増加率は年々伸びつつけています。iOSアプリの数は200万ほどであり、アプリ数も増加数もandroidアプリの方が大きくなっています。その理由の1つは、世界で見るとiPhoneよりもandroidの使用者が多く、世界中でandroidアプリが作成されていることです。世界でandroidのシェア率は80%を占めているとも言われています。日本ではiPhoneの方が所持率が高いので、あまり実感がないかもしれませんね。
iOSアプリとの違い
androidアプリとiOSアプリの違いは何でしょうか?androidアプリもiOSアプリも同じように作成されていると思われがちですが、そうではありません。特に作成側にとっての一番大きな違いは、プログラミング言語の違いです。同じアプリを作成する場合でも、androidとiOSでは使用するプログラミング言語が違います。だからiOSアプリを作成できるからと言って、androidアプリも作成できるわけではありません。
android(アンドロイド)アプリ作成のために必要なものを揃える
ではさっそくandroidアプリを作成するために必要なツールを揃えていきます。androidアプリ作成には主に次の3つのツールが必要です。
パソコン
まずはアプリを作成する最も重要ツール、パソコンです。Mac・Windows・Linuxのいずれかのパソコンであれば問題なく作成できます。iOSアプリの場合はMacでないと作成できませんが、androidアプリの場合はWindows・LinuxでOKです。
Android Studio
次にパソコン上の開発ツール、Android Studioをダウンロードします。以前はEclipseという開発ツールでも作成できましたが、2015年でサポートが終了してしまいました。よってandroidアプリはAndroid Studioでの作成に絞られました。Android StudioはGoogle公式の開発ツールです。
プログラミング言語
androidアプリ作成のためにはプログラミングコードを書く知識が必要です。以前はandroidアプリ作成と言えばJavaでしたが、最近ではKotlinも人気を集めています。androidアプリ作成ができる他のプログラミング言語については後ほど詳しく紹介していきます。
android(アンドロイド)アプリ作成を5手順で解説
必要なものが揃ったらさっそくandroidアプリを作成していきましょう。androidアプリ作成は次の5手順で完成します。
企画
作成したいアプリがおおまかに決まったら、次のようなことを決めましょう。
・どのような機能を持つアプリなのか?
・誰に役立つアプリなのか?
・ユーザーがアプリを使うことで得られるメリットは?
・どのように収益化するのか?
以上のようなことが決まったら、次の段階に進みましょう。
設計
ここでの設計はアプリ画面の設計のことを指します。主にユーザーが目にする外観を設計していきます。アプリを操作したときの動き・流れを簡潔に設計すればOKです。
開発
本格的にアプリを作成していきます。ここでAndroid Studioを使ってコードを書いていきます。Android Studioはある程度視覚的にスマホ画面を表示しながら開発できますが、複雑なアプリだとやはりコードも複雑になっていきます。企画・設計までは初心者でもある程度できるかもしれませんが、複雑なアプリの作成にはよりレベルの高い開発知識が必要です。
テスト・改善
アプリが完成したらリリースする前にテストが必須です。android端末を持っている場合は実際に端末で動作確認できます。持っていなくてもパソコンのシミュレーターでトライできます。不具合が見つかったらその都度解決・改善していきます。
リリース
テスト・改善が無事終わったら、Google Playにリリースします。Google Playへの公開にはGoogleデベロッパーアカウントが必要で、作成には25$かかります。ただし一度作成すれば継続的に使用できるので安心してください。
android(アンドロイド)アプリ作成で収益を得るには
androidアプリを作成して収益を得たいと考えている人も多いはず。アプリで収益を得る仕組みと効率良く収益化する方法を説明していきます。
収益化の仕組み
androidアプリ作成後の収益化は、主に次の3つの仕組みで行われます。
・有料ダウンロード
・アプリ内課金
・広告
アプリには無料アプリと有料アプリの2種類があり、有料アプリはダウンロードされるときに収益を得ています。しかし最近では無料で機能的なアプリも多く、ダウンロード数を増やしていくのは難しいかもしれません。アプリ内課金はゲームアプリでよく使われています。課金をするほどゲームを有利に運べるためにユーザーが課金することで、収益化されます。現在流行しているのが広告収益です。無料でアプリをダウンロードしてもらい、広告を掲載することで収益化する方法は主流となってきています。
効率良く収益化する方法
アプリで収益を得るならば、大切なのは効率を上げることです。収益化の仕組みをうまく利用します。一見アプリを有料にすれば稼げるようにも見えますが、アプリでの収益の90%は無料アプリ内の課金と言われています。だから効率よく収益化するならば、まずはアプリ内課金を選びましょう。
android(アンドロイド)アプリ作成に必要なプログラミング言語とは
最後にandroidアプリを作成できるプログラミング言語を紹介します。作成できるプログラミング言語は多くありますが、次の4つが代表的です。また、作成するandroidアプリによって使い分けると、効率的でしょう。それぞれの言語の特徴を解説していきます。
Java
androidアプリ開発に最も主流の言語がJavaです。一般的に使用率が一番高い言語でもあります。有名ゲームであるMinecraft(マインクラフト)はJavaを用いて作成されています。
Kotlin
最近使用している人が増えている言語がKotlinです。KotlinはJavaとの互換性が高く、Javaよりも簡単に扱えるため人気が高まっています。将来さらに使用者が増加していくでしょう。
C言語
C言語は昔からあるプログラミング言語で、処理速度の速さが魅力です。Javaの元となっている言語でもあります。しかし習得難易度が高いため、初心者におすすめではありません。
Ruby
Rubyは日本人によって考えられた言語です。有名アプリであるクックパッドはRubyを用いて作成されています。クックパッドのようにユーザーが投稿・検索できるアプリの作成には活躍するWebサービスに強い言語です。
android(アンドロイド)アプリ作成まとめ
androidアプリ作成に必要な知識・手順を主に解説しました。androidアプリ作成の目的は「世界にリリースしたい。」「収益を得たい。」「本業のCRMを強化したい」と人・企業によって様々でしょう。世界で通用するアプリも効率的に収益化できるアプリも本業に貢献するアプリも、すべて作成には高度な知識が必要です。
将来プログラマーになりたいという人やどうしてもアプリ開発を内製化したい企業は時間をかけても良いかもしれませんが、そうでない人は大変ですよね。もちろん開発会社に頼めばお金はかかりますが、その後のメンテナンスや不具合のことを考えると時間的にも手っ取り早いでしょう。あなたの想像したandroidアプリを実現して世界にリリースし、アプリの収益だけでなく本業にも貢献してみませんか?
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