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テレビCMの視聴率を超える!?今、注目を集める「動画広告」

マーケティング
  • hatena

ソウルドアウト株式会社が、マーケティング担当者350名を対象に、マーケティング施策に関するアンケート調査を実施した結果、2015年実施したい/注目しているマーケティング手法に「動画制作・動画広告」がランクインしました。今回は、その中でもマーケティングに深く関わる「動画広告」について取り上げます。

動画広告が注目される背景①
10代のスマートフォンからのオンライン動画接触率は80%

マーケティング手法 スタンプスブログ

出典:http://www.movie-times.tv/study/how-to/6075/

サイバーエージェントが2015年8月10日に発表した「国内動画メディアの接触率調査」の結果によると、10~20代の6割以上が週1回以上、PCやスマートフォンでオンライン動画を視聴しており、なかでも、10代のスマートフォンからのオンライン動画接触率は80%で、テレビ接触率の85%とほぼ同率を記録。テレビの接触率と拮抗(きっこう)する状況になっています。

若年層のテレビ離れが叫ばれて久しい昨今、彼らをターゲットとした「コマーシャル」は発言の場を失ったかというと、決してそうではありません。

好きなタイミングで好きなだけ再生可能な「オンライン動画」が、当たり前のように存在していた世代にとっては、ニュースやスポーツ中継のような生放送を除いて、決まった時間に受動的に放送される番組が始まるのを”待つ”姿は、異様なものに映るかもしれません。

しかし、情報やエンターテインメントに触れたい気持ちに、世代の壁はなく、まして尽きることのないチャンネルが大勢の手元にある状態は、コマーシャルを打つ側からすればその矛先も尽きることがない状態と言えます。

その「視聴者数」と「拡散力」に無限の可能性を秘めた動画広告が、コマーシャルの柱となる日も近いのかもしれません。

国内動画メディアの接触率調査 スタンプスブログ

出典:http://japan.cnet.com/marketers/news/35068372/

 

動画広告が注目される背景②
PCやスマホでのオンライン動画メディア接触状況

PCでは「YouTube」の接触率が各世代で最も高く、特に男性若年層は約7割を占めています。

「ニコニコ動画」は男性若年層の含有率が高く、10~20代男性の3人に1人が接触している一方、女性の接触率は2割に満たない結果となりました。

動画メディア スタンプスブログ

スマートフォンでもYouTubeの接触率は各世代で最も高く、特に10代男女は7割に近く、またPCと同様に、ニコニコ動画は男性若年層の接触率が高く、ソーシャルメディアは女性若年層の接触率が高い結果となっています。
動画メディア スタンプス

この調査結果のように、PC・スマートフォン共に圧倒的な視聴者数を誇るYouTubeに、広告主として、またコンテンツ制作者として参入する企業が後を絶ちません。インフルエンサーを起用した商品の宣伝や、Google広告と同様にターゲティング機能を活用しターゲット層を絞った訴求を行うなど、さまざまな手法でオンライン動画を媒体とした広告が展開されています。

それらは今やTVコマーシャル以上に私たちの目に触れるものになっている可能性さえあります。次のセクションでは、YouTubeの動画で紹介された商品に対して、どれだけの購入意欲が示されたかを調査したデータをもとに、その影響力に迫ります。

購買意欲をUPさせる動画広告

電通とGoogleがYouTubeのデータを元に共同調査した結果、YouTube上で動画を見たユーザーがその動画で紹介された商品に対して、動画を認知していないユーザーに比べて2倍近く購入意欲を示したという結果となりました。

動画を見て実際に購入したユーザーは「YouTubeがきっかけ」と答えた人が平均で15.1%。特に映画やゲームなどのエンターテインメントでこの割合が高かったそうです。動画広告が「購入」に誘うまでの影響力を持っていることが実証されたデータです。

動画広告 スタンプス

参考:http://japan.cnet.com/news/media/20401757/

また、TVコマーシャルと連動したキャンペーンがYouTube広告として展開されている場合や、動画内に商品の機能や効果を伝えるメッセージが含まれているものほど、YouTube広告の動画が購買行動につながる率が高くなるというデータも出ています。

ユーザーにとって、視聴を楽しみにしているコンテンツの前や途中に挟まれる広告は、決して望ましいものではないかもしれませんが、スキップをさせない工夫・インパクト・キャッチコピーによって、反対に「この情報が知れて良かった」というところまで持っていけるケースもあるということです。

次のセクションでは、女性をターゲットとした広告動画コンテンツの具体例をご紹介します。

女性ターゲットの動画広告コンテンツ「C Channel」始動

2015年8月3日に動画ファッションマガジン「C Channel」を運営するC Channelは動画広告の配信を開始しました。

動画を撮影したり、動画に出演したりするタレントやモデル約100名が”クリッパー”としてファッションやメイク、フード、トラベルなどの情報を紹介するコンテンツと、
広告主の契約するタレントなどが出演する動画があり、毎週1本ずつ各チャンネルに配信。ユーザーは各広告チャンネルを「フォロー」することで最新のコンテンツを追えます。
4月の公開以来100万PVを突破し、これまでに800を超えるコンテンツが配信されています。

第1弾として、ローソンとクロスカンパニーが「広告チャンネル」を開設し、ローソンの広告チャンネルでは、ウチカフェフラッペ、マチカフェアイスカフェラテ、プレミアムロールケーキに関する動画を配信、クロスカンパニーの広告チャンネルでは、アパレルブランド「earth music&ecology」「E hyphen world gallery」や、関東地区初出店のナチュラルアイスクリームショップ「BLOCK」に関する動画を配信しました。
C Channel
今後、ロクシタンジャポン、ジェイアイエヌ(JINS)、アルペンなどのチャンネルを開設し、動画広告を配信する予定だといいます。

読者モデルやブロガーなど、よりユーザーに身近な存在が良さを伝えるリアル感がこのコンテンツの売りだと言えます。

今、注目を集める「動画広告」まとめ

上記のようなデータから、10〜20代をメインターゲットとする商材はスマートフォン動画広告へのシフトがますます進むと考えられます。

動画をプロモーションの手法として利用することは、バナーなどの静止画と異なり、より深く、より多くの情報を伝える事が出来るため、さまざまな企業がネット上での動画広告を出稿してくると思います。

インターネット動画閲覧
YouTubeやインスタグラムなどでスマホなどから誰でも動画メディアを配信できるようになった今、大切になってくるのは、商品のPRのコマーシャルをただPCやスマホで流せばいいというのでなく、テレビCMと違い、PCやスマホというツール特有の

・見た後でSNSなどで興味を持ったものを周りの人へ拡散
・良いなと思ったらすぐに購入又は予約

などの、「見てからのアクションまでのタイムラグが少ない」という点を踏まえたPRの仕掛け作りが大切になってくると思います。

また、コンテンツの内容に関しては「マス」というより、よりニッチなターゲットとする層に近い「リアル」な目線で興味を引くようなコンテンツを作る事が求められてくると思います。

若者のテレビ離れが進むと言われている今後、ますます拡大していくPCやスマホの動画広告を導入して、より効果的なPRをしてみてはいかがでしょうか?