店舗経営のDX(デジタルトランスフォーメーション)を科学するウェブマガジン

「食べに行きたい」と思わせるYouTubeプロモーション アイキャッチ画像

「食べに行きたい」と思わせるYouTubeプロモーション

マーケティング
  • hatena

テレビCMに替わる広告ツールとして、YouTubeへの関心が高まっています。

UUUMが実施したYouTubeプロモーション効果の検証では、YouTube視聴者の商材に対する認知度、興味関心、好感度、購買意欲は、非視聴者に比べて約30%ポイント上昇という結果が出ました。

タイアップ動画視聴による態度変容効果

出典:movie-times UUUM、YouTuberを活用したタイアップ動画のプロモーション効果を検証

YouTubeプロモーション動画の撮影

飲食店の場合、HPなどで美味しそうな写真を使うことは大切ですが、写真だけでは料理の本当の魅力やお店の雰囲気までは伝わらず、ただ「美味しそうだな」と感想を持たれて終わってしまうことがあります。

「おいしそう!」「食べたい!」とまるで香りが漂うような具体的な”動画”や、店内の雰囲気、スタッフの様子が伝わる”動画”の方が、「このメニューを注文したい!」「このお店に行ってみたい!」という来店の動機付けが強くなるでしょう。

動画撮影にあたり「専門の機材や特別なスキルが必要なのでは?」と不安に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、スマホさえあれば大丈夫。

なぜなら、現在のスマホは画質や性能もかなり優れたものが多く、カメラに負けないクオリティの動画を撮影することができるからです。実際に、スマホだけで撮影と編集を行っているYouTuberもたくさん存在しているほどです。

コツとしては、室内で撮影をする際は「明るさ」に注意することです。明るさがお店の第一印象を決めてしまいます。また、暗いと画質が悪くなってしまうため、手持ちの卓上ライトを活用するなどして、十分な明るさを確保してください。

屋外の場合は、とにかく手ブレを抑えることです。映像がブレているとそれだけで観ている人の負担になり、動画の視聴を中断されてしまいます。

対策としては、三脚やジンバル(スマホやカメラに取り付ける棒のようなもの)を使うのが一般的です。ぜひ試してみてください。

選ばれるためのYouTubeプロモーション動画

数ある飲食店の中から「選ばれるため」の動画に必要な映像は以下4点です。

①店長やスタッフの映像
どんなに料理が美味しくても対応が悪いお店には行きたいとは思いません。店長やスタッフの様子や笑顔を観ることができれば、視聴者は安心を得ることができます。

②プロの技
多くのお店では、調理場の中を見せず、出来上がった料理を提供することがほとんどです。そこで、人気メニューなどの実際の調理場面を動画にすれば、視聴者はプロの技に興味がひき付けられ「食べてみたい!」という気持ちが高まっていきます。

③お客様の喜びの声
お店からの一方的なメッセージではなく、実際に来店して料理を味わったお客様の生の声や表情は、何よりも説得力があり、来店の動機に直結します。

④店内の様子
お店の広さ、席数、カウンターの有無(1人で入りやすいか)等、具体的な情報や、店内の雰囲気が分かる映像があれば、お店のコンセプトがしっかりと伝わります。外観の撮影を加えても良いかもしれません。そうすることで、お店のコンセプトに合った客層のお客様が入りやすくなるというメリットにもつながっていきます。

最後に、①~④に共通して注意しなければならないのは「動画の長さ」です。

実際に動画を撮影してみると、最初は緊張してしまい「あれも伝えたい、これも伝えなければ!」と、どうしても長くなってしまいがちですが、長い動画は飽きられてしまいます。

視聴者に最後まで観てもらうためには、伝えたいことを絞って、なるべく「1分以内」に納めてみてください。

YouTubeプロモーション動画をアップして集客をねらう

大切なのは音!

映像に加えて「音」でも味わう事で、お客様の食べたいという衝動を心に刻みつけることができます。

例えば、

・鉄板で「ジュージュー」焼ける音
・鍋で「グツグツ」煮込む音
・揚げたてのトンカツを「ザクっ」と切る音
・新鮮な野菜を「サクサク」切る音
・お酒をコップに注ぐ時の「トクトクトク」という音
・炭酸飲料を注ぐ時の「シュワーッツという音

このような美味しそうな音を、しっかりと動画に収めてください。

また、中華鍋で炒め物をする時の、鍋とお玉があたる「カン!」という音なども、臨場感をアップしてくれます。

視覚と聴覚の双方に同時に訴えた場合、視覚だけのケースに比べて記憶に残りやすいと言われています。

以下2本の動画は「音」が効果的に使われ、観ているだけで美味しさが想像できてお腹が減ってしまうような動画に仕上がっています。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=D3iiiq0smDM&feature=youtu.be

出典:https://www.youtube.com/watch?v=9tpyGyPoD40

編集なしで撮るだけでも充分

テロップなどの編集を加えてもよいですが、それが出来なくても、いい動画になります。

編集がない方が、かえって臨場感が感じられ、またプロの動画のように作り込まれていない素朴さが好印象となる場合もあります。

編集が必要な場合でも、スマホに動画編集アプリを入れれば、操作は簡単です。

SNS等を活用したYouTubeプロモーション

YouTubeに動画をあげるだけでなく、Facebookやtwitterなどのソーシャルメディアや、お店のブログ、ホームページにYouTube動画をリンクすることで、より多くの人にアピールできます。

それらの動画が拡散されると、さらに視聴者が一気に増え、大きな宣伝効果につながります。

通常、多くの視聴者に動画を見てもらうためには、プロモーション費用が必要となりますが、YouTube動画は「共有」機能でリンクを簡単にコピーできたり、自社サイトに埋め込むことができるため、簡単にTwitterやFacebookのSNSを中心に共有することができます。拡散されれば、コストをほとんどかけずにプロモーションができてしまうことになります。

YouTubeの場合は、視聴回数が動画毎に表示されるため、どの程度拡散されたか数字で確認することも可能です。

視聴者が「面白い」「感動的」と感じて能動的に拡散する行為は、企業や商品に好意的なイメージを抱いていることの裏返しです。その好意が拡散によってどんどんシェアされていくので、効果的なブランディングにつながりやすいことも魅力といえるでしょう。スタートアップ企業や新規に立ち上げたサービスでも、ブランド力を高められるチャンスがあります。

また、動画を観てくれた人に対して、割引サービスやドリンク1杯無料などの特典を用意すれば、よりいっそう集客につながるでしょう。

YouTubeプロモーションのすすめ

動画を使ったYouTubeプロモーションは、飲食店の魅力を伝え、集客やブランディングの効果を上げるために有効な手段です。

インターネット動画では、必ずしも撮影技術や演出、編集のクオリティーが求められるわけではありません。

むしろ、素人っぽさの中にあるリアリティーや「お店の魅力を伝えたい」という店主やスタッフの熱い思いや人柄が、みる人の心を動かすメディアなのです。

このようなプロモーションを、外注せずに自社で全て行うことで、今まで広告に割いていた費用を大幅に減らすことも可能です。

飲食店が生き残っていくためには、スマホを活用し、今日のお勧め料理や、季節の新メニューなど、日常的に動画配信をすることが求められてくるでしょう。

みる人の心を刺激するYouTubeプロモーションを導入してみてはいかがでしょうか?