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アプリのプロモーション方法5選【注意点と事例あり】

マーケティング
  • hatena

アプリをリリースしたけど、利用者が少なくて悩んでいる人は多いのでは無いでしょうか。この記事では、リリースしたアプリを多くの人に届けるプロモーション方法について解説していきます。既にアプリをリリースしている方や、これからアプリ開発を行っていく方は是非ご覧ください。

アプリのプロモーションを行うべき理由

アプリのプロモーションを行うべき理由アプリのプロモーションを行うべき理由は、ユーザーに認知を広げて利用者を増やすためです。毎日新しいアプリがリリースされていて競合が多いので、ほとんどアプリは認知される前に消えていきます。認知される前に消えていくということは、アプリの開発費やそれまでに奪われた時間などが全て無駄になるということです。

どれだけ便利なアプリでも、人に認知されなければ利用される可能性は無いので、アプリを開発する意味がありません。プロモーションを適切に行うことで、ユーザーにアプリを知って頂き、利用される可能性が高まります。もちろんプロモーションを行うにも時間や費用がかかるので、効果が出なければ無駄です。ただ、プロモーションをしないでアプリを利用される可能性は限りなく低いので、プロモーションの予算が無い企業は、そもそもアプリを開発しない方が良いですね。「Google Play」や「Apple store」は競合アプリが多く、見つけてもらうのは困難なので、プロモーションを行って認知を広げていきましょう。言い換えると、アプリを制作しようとしている企業は、開発費だけでなく、運用費とプロモーション費も想定して予算を用意しておく必要があるということです。アプリのプロモーション方法は無限にありますが、特に効果が出る方法を紹介していきます。

アプリのプロモーション方法5選

それでは、アプリのプロモーション方法を紹介していきます。様々な方法がありますが、効果が出やすい手法を4つに厳選したので、是非参考にして下さい。

インフルエンサー

インフルエンサーを利用したアプリのプロモーションは、多くの企業が行っています。多くのフォロワーに簡単に認知を広げることができるので、おすすめの方法に挙げさせて頂きました。注意点としては、インフルエンサーの選定ですね。フォロワーを買っているような人もいますし、既に人気が落ちて拡散性がないインフルエンサーもいます。また、インフルエンサーのフォロワー属性と自社アプリの相性が悪くて、インストールなどのコンバージョンに繋がらないケースも多いです。フォロワー属性や拡散力を判断して、適切なインフルエンサーを選定することで、大きな成果を得ることができます。

リスティング広告

リスティング広告を利用して、アプリのプロモーションを行っている企業も多いですね。お金を払えば「Google」や「Yahoo」の検索エンジンの上位に簡単に表示されるので、たくさんの人に認知されます。注意点としては、キーワードによって広告費が大きく跳ね上がる点ですね。十円程度で購入できるキーワードもあれば、数千円が必要なキーワードもあります。多くの人に認知を広げられる便利な手法ではありますが、永遠に広告費を払い続けなければいけないので、予算が少ない企業にはおすすめしません。

ツイッターやインスタグラム

ツイッターやインスタグラムは、無料で認知を広げられる便利なサービスです。ただ、フォロワーを増やすのは簡単ではなく、多くのアカウントが十分なプロモーションを行うことができていません。フォロワーを増やすには、先ほど紹介したインフルエンサーに仕事を依頼する際にURLを貼ってもらうなど施策を考えましょう。無料で行えるメリットはありますが、フォロワーを増やす難易度が高いのがデメリットですね。

WEBサイト・オウンドメディア

WEBサイトとオウンドメディアを構築して、ユーザーの認知を広げる方法も定番です。SNSやインフルエンサーマーケティングに比べて多くの情報を記載することもできますし、サイトの検索順位が上がると広告費をかけないで集客が見込めます。ただ、成果が出るまでに早くても半年は必要なので、即効性はありません。よくあるプロモーションとして、リスティング広告で早く結果を出しながらオウンドメディアを構築して、検索順位が上がってきてから広告運用を止めるという方法があります。オウンドメディアとリスティング広告は、非常に相性が良いのでおすすめです。

ASO(アプリストア最適化)

ASOを行うことで、「Google Play」や「Apple store」のようなアプリストアの検索エンジンで上位に表示される可能性が高くなります。

・タイトルと説明文にアプリに関するワードを入れる
・アイコンを良くしてクリック率を上げる
・良いレビューや口コミをされるようにユーザーに投げかける

ASOを行って、ユーザーがアプリを見つけやすい状態にしましょう。

▶アプリを活用したマーケティング手法のメリット・デメリットとは?についてはこちら

アプリのプロモーションを行う上で大切なこと

アプリのプロモーションを行うなら、費用対効果を考慮して施策を検討しましょう。多くのプロモーション方法がありますが、全てを行うと大きな費用がかかります。予算が多ければ問題ないですが、そのような企業は少ないですよね。

費用対効果を高めるには、自社のアプリを理解することが大切です。

・どのようなユーザーに利用して欲しいのか
・どのような強みや弱みがあるのか
・利用することによって、ユーザーはどのようなメリットを得られるのか

自社のアプリを理解すると、プロモーション方法が見えてきますね。そもそも、それぞれのプロモーション方法には商材と相性があるので、全ての施策を行う必要はありません。自社の商材に合ったプロモーション方法を行えば、無駄な費用をかけないで最大限の効果を発揮できます。商材によっては、プロモーション方法ではなく、複数の手法を掛け合わせるのも選択肢の一つです。全ての手法を使って無駄に広告費を使うのではなく、費用対効果の合うプロモーションを行って、最大限の効果を発揮しましょう。費用対効果の合うプロモーションを知るには自社の商材を把握することが重要です。自社の商材を分析できれば、似た商材でプロモーションに成功している事例を調べて実行すれば、大きな成果を期待できますね。

アプリのプロモーションを行う際の注意点

アプリのプロモーションを行う際は、タイミングに注意してください。リリースしてからすぐにプロモーションを始める企業が多いですが、辞めた方が良いです。アプリをリリースして間もない状態では、完成度が低いので、ユーザーの評価が悪くなる可能性が高くなります。プロモーションを行っても、アプリが良くなければアンインストールされて意味がありません。悪い口コミや評判が出回って、むしろデメリットになるでしょう。アプリのプロモーションは、リリースして改善を積み重ねてから始めた方が良いですね。タイミングの選定は難しいですが、既に利用しているユーザーからの口コミや評判が良くなってきてからが良いでしょう。自社でどれだけユーザーアビリティが上がったと感じていても、最終的には利用者が判断します。アプリを公開してから、全くユーザーがインストールしない場合は、少しだけプロモーション費用をかけましょう。少しであれば、多くのユーザーに認知することなく、小さな規模で利用者の口コミや評判を聞くことができます。まずはアプリを公開して少ない利用者の評判や口コミを確認して、良い評判や口コミが出てきたら大きくプロモーションを始めましょう。最初にプロモーションしてユーザーの満足度を下げるのが、最悪なパターンです。

アプリプロモーションの事例

最後にアプリのプロモーションで成功した事例を紹介していきます。ゲームアプリとビジネスアプリの事例なので、かなり参考になるでしょう。どちらも、先ほど紹介したプロモーション方法の中にある方法を使っているので、ぜひ確認して下さい。

喧嘩道

喧嘩道は対戦ロールプレイングゲームになっていて、インフルエンサーを使ったプロモーションでユーザー数を跳ね上げました。アプリが不良の喧嘩の内容で、それに合うインフルエンサーとして格闘家の朝倉未来さんを起用したことによって成功した事例ですね。インフルエンサーの選定を適切に行えば、大きな成果を出すことができるという成功事例です。

カーセンサー

カーセンサーは、中古車の売買情報を掲載しているアプリです。元々オウンドメディアを構築していて、利用しているユーザー数も多かった為、WEBサイトで広告を貼るだけで認知を広げることに成功しました。YouTubeやSNSなどによって検索エンジンを利用する人は減少していますが、まだまだ効果が出る施策です。WEBサイトと広告を上手く使ったプロモーションの成功例なので、是非参考にして下さい。注意点としては、WEBサイトの立ち上げから効果が出るまでに早くても数ヶ月の期間は必要だということです。すぐに検索エンジンの上位に表示されることはないので、長い期間の施策だと頭に入れておきましょう。言い換えると、効果が出るまでは違う施策でプロモーションを行うことをおすすめします。

アプリのプロモーション方法まとめ

この記事では、アプリのプロモーション方法についてまとめました。商材によってプロモーション方法は異なるので、自社に合う方法で費用対効果が最大限発揮できるように顧客の認知を広げていきましょう。自社にどのようなプロモーションが合っているのか分からないと悩んでいるのであれば、似た商材をプロモーションで認知拡大した企業の事例などを確認して真似すれば良いです。また、プロモーションを早く始めると悪い口コミや評判が蔓延する可能性があるので、アプリをリリースしてからの少ない利用者の口コミや評判を確認しながらタイミングを決めましょう。最後にアプリのプロモーション方法をまとめておきます。

・インフルエンサー
・リスティング広告
・ツイッターやインスタグラム
・WEBサイト・オウンドメディア
・ASO(アプリストア最適化)

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