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アプリを活用したマーケティング手法のメリット・デメリットとは?

マーケティング
  • hatena

企業だけでなく、店舗運営していく上でもアプリを活用したマーケティングが増えてきています。アプリマーケティングが増えてきている背景は、スマートフォンが普及したことで消費者とのコミュニケーション手段が変化してきたからです。本稿では、アプリマーケティングを導入するメリット、デメリットをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

アプリマーケティングとは?

アプリマーケティングとは、スマートフォンやタブレットに店舗や企業独自のアプリを導入してもらうことで、顧客とのコミュニケーションを行うものです。アプリマーケティングの目的は、顧客の来店促進からロイヤリティー育成など顧客のライフサイクルに合わせてコミュニケーションが取れることです。

アプリマーケティングの手法

アプリを活用したマーケティング手法として、代表的なものをご紹介します。
 

プッシュ通知

プッシュ通知とは、スマートフォン上に表示されるお知らせのことです。例えば、こちらからメッセージを送信した際や新たなキャンペーン情報等を提供した際に、スマホのホーム画面上に通知を表示させます。プッシュ通知のメリットは、DMやメルマガなどに対して開封率が高いということです。DMやメルマガは開封率数%といわれる中で、プッシュ通知は開封率が93%ととても高いです。
プッシュ通知を開封してもらうことでアプリを起動することともなるため、消費者へのリマインドのきっかけにもなります。

参考:マーケティングリサーチキャンプ(「プッシュ通知競争」に勝ち抜くために!プッシュ通知に関する実態調査
 
プッシュ通知の方法は、顧客の個人情報に応じて顧客をセグメント化することで目的や趣向に合わせた配信をする場合と、顧客が位置情報を特定可能にしており、顧客が店舗の近くにいた時に配信する場合などが代表的です。
 

ポイントカード

アプリは情報発信だけでなく、ポイントカード代わりにも使用できます。実際の磁気式カードなどと比べても顧客情報などの管理が簡単になったり、発行手数料がかからないというメリットがあります。また、ポイントカード内で「〇〇回以上来店したら、割引」「〇〇円以上購入した場合、ランクアップ」などミッションを設定することで来店促進などにもなります。リアルなカードの場合は、このように設定を簡単に変更することが難しいですが、アプリでは一括して管理できるため店舗の状況に合わせて柔軟に設定を変更することが出来ます。
 

クーポン配布

アプリを通して、クーポンを配布するという方法もあります。従来の紙ベースのクーポンでは、顧客への配布に物理的な制限があったり、一度印刷してしまうと期間などの内容を柔軟に変更することが難しいです。しかし、アプリクーポンの場合はアプリをダウンロードしてもらえれば誰でにでも使用できたり、データを変更することでクーポン内容も変更することが出来ます。

また、クーポン配布のメリットは、アプリのダウンロード促進につながるということです。アプリマーケティングの一番のハードルは、最初にどのように顧客にアプリをダウンロードをしてもらうのかです。クーポン配布を行うことで、店頭で顧客におすすめするきっかけになるなど顧客にダウンロードを促せます。
様々なアプリがインストールされているスマートフォン

アプリマーケティングの注意点

アプリマーケティングでの手法やメリットなどをご紹介しましたが、ここでアプリマーケティングの注意点をご紹介します。

アプリダウンロードが一番のハードル

アプリはダウンロードをしてもらえれば、プッシュ通知やクーポン配布など多くの施策を行うことが出来ます。逆にアプリがダウンロードしてもらえなければ、何も出来ないということです。そのため、まず越えなければいけないハードルは顧客にダウンロードをしてもらうことです。ダウンロードを促進するためには、上述したようにクーポンを配布したり、アプリをダウンロードするためのメリットを顧客に明確に説明するようにしましょう。

また、アプリの中で有効になるのが口コミです。顧客が利用してメリットを感じてもらったり、有用なクーポン情報や面白いミッションを提示することでSNSなどへの投稿もしてもらえたり、アプリストアでの評価がダウンロード数に大きく影響します。顧客が口コミをしたくなるような情報を提供することも意識する必要があります。

アンインストールも簡単

ダウンロードが大きなハードルと述べましたが、ダウンロードをしてもらっても顧客に有用と思ってもらわなければ、アプリを削除されてしまいます。よくある失敗としては、プッシュ通知がありすぎたため顧客の気分を害してしまい削除されるケースや、アプリを開発した当初は情報を定期的にアップしていたが、情報提供が途絶えてしまってしまい削除されてしまうというケースがあります。このようなことを避けるために、顧客の求めている情報、顧客のライフスタイルをしっかり分析した上で、需要のある情報を適切なタイミングに配信することなどを意識しましょう。

開発費・運用コストがかかる

技術の進化により従来よりも手軽に作成できるようになってきていますが、アプリをオリジナルで作成するためには開発費、そして運用していくうえでのコストがかかります。実際の販促費用を計算した上で自社が活用できる費用を計算しましょう。また現在は、フォーマットが決まっていることで低価格で開発が出来るサービスもあります。完全なオリジナルでなく、このようなカスタマイズアプリも検討しましょう。

まとめ

アプリを活用したマーケティングは顧客のセグメントや位置情報などを活用して、顧客それぞれへのコミュニケーションが出来るというメリットがあります。しかし、そのためにはアプリをダウンロードしてもらうというハードルを越える必要があります。顧客を分析し、どのような情報を求めているのかなどをしっかり理解してからアプリを開発して、運用しましょう。