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店舗・ブランド運営で使えるマーケティング手法とは?

マーケティング
  • hatena

店舗運営やブランド運営をしていると毎日の仕入れ、経費精算や人員募集など日々の業務に追われている方も少なくないのではないでしょうか。しかし、店舗・ブランドの成功にはマーケティングは欠かせません。本稿では、店舗・ブランド運営で使えるマーケティング手法を2回の記事に分けてご紹介します。

なぜ店舗運営でもマーケティングが必要なのか?

店舗運営をしていると毎日の運営に集中してしまい、マーケティングなど中長期的な視点が後回しになってしまったという経験はありませんか?しかし、店舗運営を安定化させるためには、お客様に継続してご来店いただく必要があります。そのために、新規顧客を獲得するための仕組みを作ることが重要になっていきます。

マーケティングとは、様々な定義がありますがどの定義にも共通して言えるのは、「売れる仕組みづくり」であるということです。競合店舗やブランドなどに対して、自社店舗をどのようなポジションニングにするのか、どのような顧客をターゲットとするのか、どのようなサービスを届けるのか、どのように顧客とコミュニケーションをするのかなどをきめていきます。このようにマーケティング戦略をしっかりと様々な視点から検討することが、競合との差別化や顧客のロイヤルティ化、新規顧客獲得などに繋がります。そのため、店舗運営やブランド運営においてマーケティングは欠かせない要素なのです。

では、実際にどのようなマーケティング手法が使われているのかを知っていただくために、次項から具体的に店舗運営で使えるマーケティング手法をご紹介したいと思います。

店舗運営でも使える「デジタル・マーケティング」

まず、実際に店舗運営で使える新規顧客獲得に有効なマーケティング手法のデジタル・マーケティングという手法を紹介します。

デジタル・マーケティングとは、SNSや検索連動などでの広告を用いてコミュニケーションをする手法です。皆さんもSNSを使用しているときに商品の広告を目にした経験があるかと思います。デジタル・マーケティングの特徴は、顧客のデータが取得できるため、顧客を絞り込んだコミュニケーションができることです。そのため、位置情報を利用して店舗の近くのユーザーにだけコミュニケーションをすることなども出来ます。具体的な手法としては、SNSなどに表示する広告やリスティングなど検索連動広告、最近ではGoogle Mapなどの地図上検索の最適化を狙うMEOなどがあります。デジタル・マーケティングのメリットは少額から始められるため、手軽にスタートできるというメリットもあります。

このように、デジタル・マーケティングではアナログ時代には見えていなかった顧客のニーズや思いなどを把握しやすくなりました。SNSの他にインターネット広告やメールでのコミュニケーションなど、様々な角度からアプローチすることでより高精度なマーケティングを実現することが可能となりました。

デバイス上に並ぶソーシャルメディアのアイコン一覧

店舗運営でも使える「バイラル・マーケティング」

バイラル・マーケティングとは、口コミを活用し計画的に店舗の認知などを広めていく手法です。バイラルとは、(ウィルスのように)感染していくという意味で、口コミなどがウィルスのように拡大していくことからこのように呼ばれています。FacebookやInstagramなどのSNSが普及したことで、口コミをきっかけに認知が大きく広がり、新規顧客獲得に繋がることがよくあります。このような口コミを計画的に起こすのがバイラル・マーケティングです。

バイラル・マーケティングのメリットとしては、ユーザーによる拡散がベースのため、コンテンツ作成以外には費用がかからないため低予算で実施出来るということや、SNS上でのコミュニティーに拡散されるため狙っているターゲットに広がることが多いということです。しかし、一方でユーザーによる部分も大きいため効果の予測や拡散の量が調整できなく、企業が想定していないような広がり方もする可能性があります。常にネガティブな対応も想定しておきましょう。

バイラル・マーケティングの具体的な施策としては、例えば下記のようなものがあります。動画や画像などコンテンツを作成しSNSにアップすることで、顧客にシェアしてもらい拡散を狙うというものです。コンテンツは拡散したくなるような面白み、感動、珍しい、役に立つものである必要があることを注意しましょう。また、それ以外にSNSに投稿してもらうようなコンテンツを提供するという方法もあります。例えば、写真映えするようなデザートなどのメニューや写真投稿スポットを店頭に設置することにより、店頭に訪問したお客様がSNSに投稿するように促進します。

店舗運営でも使える「バズ・マーケティング」

バズ・マーケティングは、バイラル・マーケティングと同じく口コミを活用し、店舗への認知を広げる手法です。バイラル・マーケティングとは違い、人為的に拡散を狙うものということです。

例えばの手法として、インフルエンサーの活用などがあります。すでにフォロワーがある程度いるインフルエンサーに店舗に来てもらい、SNSに投稿してもらうことにより、フォロワーへの認知拡大や来店促進ができます。このようにユーザーでの自然の拡散を狙うのではなく、企業や店舗側が意図して口コミの拡散を狙うのがバズ・マーケティングです。また、それ以外にシェアするとクーポンなどの報酬がもらえるといったパターンです。この際も魅力的な報酬を提供することを意識しましょう。

バイラル・マーケティングの活用例としては、無印良品があります。無印良品は、有楽町10周年記念キャンペーンとして、無印といえば〇〇と投稿すると、売上10%オフになるというキャンペーンを実施しました。その結果、平常時とは違う客層が来店し、平常時の売上2倍になりました。

しかし、バズ・マーケティングをやるときに注意しなければならないのが、ステルス・マーケティングにならないようにするということです。ステルス・マーケティングとは、インフルエンサーに企業の販促向けの広告であるにも限らず、企業名を告知せずに自然な投稿を装うことです。今の消費者はこのような行為に敏感です。そのためステルス・マーケティングと発覚した際には顧客の大半を失うかもしれません。企業のPRとわかると拡散力が弱まる可能性があります。その代償はとても大きいため、避けるようにしましょう。

店舗マーケティングまとめ

いかがでしたでしょうか。店舗運営においても、競合と差別化したコンセプトを伝え、新たな顧客を獲得するためには、マーケティングは欠かせません。本稿では、新規顧客を獲得するための手法となるデジタルマーケティングやSNSなどを活用したバイラル・マーケティング、バズ・マーケティングをご紹介しました。マーケティング施策は一度で結果が出るものではありません。まずは試してみて、結果を見ながら改善していくことが重要です。ぜひ一度新たな施策の検討をしてみてはいかがでしょうか。今回は文字数の関係で、数あるマーケティング手法の一部しかご紹介できませんでしたが、後編でもさらに別のマーケティング手法をご紹介したいと思います。ぜひこちらも読んでみてください。