世の中には多くのCRMツールが登場しています。それぞれのCRMツールが持つ適性やサポートの内容などは1つ1つ異なり、どのツールを選ぶかによって結果がだいぶ変わってきます。
今回は、おすすめのCRMツール5選を徹底比較していきます。さらに、比較基準や比較ツールなどについても解説していきます。
CRMツールを比較する重要性
現在、多くの企業がCRMツールを導入していますが、契約が終わっても継続で同じCRMツールを利用する企業の割合は全体の20%程度です。80%の企業は不満や問題点があり、CRMツールの利用を断念しています。
企業が持つ具体的な不満や問題点としては、
- 機能が業種・業態に合っていない
- 操作性が低い
- 上手く活用できない
- サポートが充実していない
などが挙げられます。
このような事態が発生する原因の1つとして、「比較の甘さ」が挙げられます。
最適なCRMツールを導入するためには、CRMツール1つ1つの要素を徹底的に比較し、選び抜かなければなりません。しかし、大半の企業はこの工程をおろそかにしてしまっています。
間違ったCRMツールを選んでしまうと、導入にかかった費用、労力、時間など様々なコストを無駄にかけることになりますし、合わないCRMツールを利用している間の顧客管理の質が下がってしまいます。
たとえ多くの時間・労力を費やすことになるとしても、CRMツールの比較は徹底的に行う必要があります。
ここからは、具体的にどのような基準で比較すればいいのかということについてや実際にCRMツールを比較した結果などを紹介していきます。
CRMの比較基準とは
機能
CRMツールにはたくさんの機能がついていますが、それらが業種や業態に合っているのか、また、機能の質は高いのかなどを慎重に見極めなければなりません。
そして勘違いしてはいけないのが、機能がたくさんついているからといって最適なCRMツールであるとは限らないという点です。大切なのは、事業に必要な機能がそろっているのかどうかであるため、機能の数は関係ありません。
使い勝手
企業がCRMツールの利用を途中で断念する理由の1つとして「上手く活用できない」ということがありますが、これは使い勝手の悪さが原因となっています。
いくら機能が充実していても、それら使いこなせなければ意味はありません。
操作性は良いのか、他のシステムとの連携は可能かなど、使い勝手の良さを十分に確認しておく必要があるでしょう。
サポート
CRMツールにはサポートがつくことが多いです。導入時の相談から導入後のコンサルティングなどまで様々な種類のサポートが実施されています。
社内にCRMツールの活用に長けた人材がいるという場合は少ないでしょう。そのため、CRMを上手く使いこなせるかという点ではCRMツールの運営から受けるサポートが大きく影響してきます。
できるだけ丁寧で充実したサポートがついたCRMツールを選びましょう。
価格
CRMツールの導入にはほぼ必ず費用がかかります。
費用の内訳としては導入にかかる料金、定期的に支払う利用料、オプション料などが挙げられます。
企業によっては大きなコストとなるため、予算に合ったCRMツールを選びましょう。
おすすめCRMツール3選を比較
先述にある比較基準を基に、
- eセールスマネージャー
- ちきゅう
- Zoho CRM
の3つのCRMツールを比較していきます。
機能の比較
eセールスマネージャーの機能は以下の通りです。
- 案件管理
- スケジュール管理
- 日報管理
- 顧客情報管理
- タイムライン
- ターゲティング
- リードナーチャリング
- アナリティクス
- スマホアプリ
- 基幹システム・データ連携
- Excel連携
- セキュリティ
ちきゅうの機能は以下の通りです。
- 顧客管理
- 商談プロセス
- グラフ作成
- 活動報告
- タスク管理
- カスタムオブジェクト
- レポート機能
- 名刺管理機能
- 項目設定
- 権限設定
- プロセスビルダ
- 他ツールとの連携
Zoho CRMの機能は以下の通りです。
- 顧客管理機能
- SFA
- マルチチャネルコミュニケーション機能
- 分析機能
- カスタマイズ機能
- マーケティングオートメーション機能
- チームコラボレーション機能
- AI
- セキュリティ
- モバイルアプリ
サポートの比較
eセールスマネージャーのサポートは以下の通りです。
- Web・電話・訪問などによる提案・運用・活用のアドバイス
ちきゅうのサポート内容は以下の通りです。
- 導入前のヒアリング・最適なプラン提案
- 運用後の定期的なミーティング
Zoho CRMのサポートは以下の通りです。
- ウェビナー
- サポートサービス
価格の比較
eセールスマネージャーの価格は、基本ライセンス、オプション、料金形態によって決まります。
基本ライセンスは以下の通りです。
- スケジュールシェア・・・月額1000円
- ナレッジシェア・・・月額2000円
- スタンダート・・・月額6000円
地球の価格は、月額料金、オプション、利用用途によって価格が決まります。
月額のプランは以下の通りです。
- ライトプラン・・・1480円
- スタンダートプラン・・・2980円
- プロプラン・・・4980円
- エンタープライズプラン・・・9800円
Zoho CRMの料金プランは以下の通りです。
- 無料プラン
- スタンダート・・・1400円
- プロフェッショナル・・・2400円
- エンタープライズ・・・4200円
- アルティメット・・・5400円
年契約にすると20%OFFになります。
CRMの比較ツールを活用しよう
CRMツールは徹底的に比較し、慎重に選ぶ必要があると言っても、世の中にあるたくさんのCRMツールをすべて比較するのは非常に大変で、多くの労力を割かなければいけません。また、企業にマッチした機能を含んだCRMツールがたくさんあった場合、その中から最適なものを1つ選ぶことは難しいでしょう。
そこで役立つのが、「比較ツール」です。比較ツールを利用すると、企業にマッチした条件で絞り込んでCRMツールを比較することが可能になります。事業に役立ちそうな機能がたくさん並んでいるときにその中から本当に役立つものを選んでくれるので、迷うことも少なくなります。
おすすめの比較ツールは「eセールスマネージャーRemix Cloud」です。
CRMツールも提供しているソフトブレーン株式会社が運営する比較ツールであり、7000社以上にCRMツールを導入し、培った知見を基に最適なCRMツールを選んでくれます。
eセールスマネージャーRemix Cloudでは、
- 会社名
- 部署
- 役職
- 業種
- 従業員数
- 会社都道府県
といった項目を記入し、送信することで最適なCRMツールの比較が行われます。
CRMツールを比較し、最適なものを選びたいときは比較ツールを利用しましょう。
CRMを比較して最適なものを選ぼう
今回は、おすすめのCRMツール5選の比較やCRMツールの比較に関する解説を行いました。5つのCRMツールの機能・価格・サポート内容は1つ1つ異なり、向き不向きがあるという事実が可視化されました。
顧客管理は今のビジネスにおいて最も力を入れるべきポイントの1つです。そんな顧客管理を担うCRMツールは、質が高く、業種・業態にマッチしているものでなければ上手く活用することはできないでしょう。
CRMツールは数多く登場し、最適なものを選び抜くことは難しくなっていますが、選ぶ段階で手を抜いてしまうと事業全体にダメージを与えることになりかねません。今回紹介したCRMツールや比較基準、比較ツールを参考に、CRMツールを徹底比較して最適なものを選びましょう。