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仮想の人物像を形成する!ペルソナマーケティングの手法を解説!

マーケティング
  • hatena

近年、消費者ニーズの多様化により、マーケティング手法にも様々な種類のものが出てきました。中でも特に注目されているのが「ペルソナマーケティング」です。本記事では、このペルソナマーケティングについて、概要やメリットなど各種情報を解説していきます。

ペルソナマーケティングとは

ペルソナマーケティングとは、「ペルソナ」を設定して行われるマーケティングです。ペルソナという言葉はもともとラテン語で使われていた言葉で、劇中で役者がかぶる仮面のことを意味していました。そこから「人間の外側を表すもの」という意味が派生します。

マーケティングで利用するペルソナは、氏名や性別、年齢、家族構成などを設定したものです。趣向や価値観、生活スタイルといった詳細な情報を仮定することもあります。ペルソナを設定することで、マーケティングの方向性や具体的な内容を立てやすくなり、マーケティング効果を高めることが可能です。

ペルソナマーケティングは、全体的なマーケティングというよりも、ユーザーを絞ったマーケティングと言えます。個別のニーズが多様化した現代では、ペルソナマーケティングの重要性がより高まりつつあります。

ペルソナと似た言葉として「ターゲット」という用語もありますが、この2つは似ている様で実は使われ方が異なります。ペルソナ仮の人物像であるのに対して、ターゲットは「20代女性」「30代の既婚者」など、1人の人物像に絞らず、幅を広げて設定を行います。人物の詳細情報を深掘りしない点、ペルソナとは異なるのです。

ペルソナマーケティングにおける「ペルソナ」の作り方

ペルソナマーケティングでは、「どのようなペルソナを設定するか」という点が肝になってきます。ペルソナ設定では、詳細な人物像を設定していくので、項目はなるべく具体的にしていく必要があります。ペルソナの設定項目の具体例は下記の通りです。

・基本情報(指名、性別、年齢、出身地、血液型、居住地など)
・職業(その職業の業界、業種、職種、役職など)
・家族構成(既婚、独身、同居人数など)
・生活スタイル(起床・就寝時間、食生活、運動習慣など)
・性格(大事にしていること、感情の起伏など)

ペルソナ設定は、ターゲットよりも詳細に設定することが肝要です。上記設定項目を見て、細かすぎると感じてしまうかもしれませんが、人物像を作るにはこれくらい細かいぐらいがイメージしやすいです。

ペルソナの項目設定が完了したら、次に項目を埋めていきます。この際、何となく項目を埋めるのではなく、客観的なデータに基づいて項目を埋めると、ペルソナマーケティングの精度が高まります。データを集めるには、Webアンケートやインタビュー調査などを利用しましょう。自社でアンケートを実施しても良いですし、調査会社に依頼してアンケート・インタビューを外注するのもアリです。

ペルソナマーケティングを行うメリット

ペルソナマーケティングを行うメリットとして、下記の点が挙げられます。

顧客の消費行動を分析しやすくなる

ペルソナマーケティングによって、消費行動を分析しやすくなります。設定したペルソナ像と実際の商品購入者が一致しているか確認することで、当初の想定の良し悪しがチェックできますね。また、設定したペルソナと消費行動の結果を結びつけることで、次のマーケティングに活かすことも可能です。

顧客情報をシェアできる

ペルソナマーケティングでは、客観的な顧客情報を担当者間で共有しやすくなります。顧客像があいまいな状態だと、マーケティングを行う際に方向性にブレが生じてしまうこともありますので、ペルソナを設定しておけばこのような認識のブレも防げます。また、顧客情報を互いに共有することで、ミーティングなど会議の場でもコミュニケーションを円滑に進めることが可能です。

商品企画を通しやすくなる

ペルソナ設定によって、「どのような人物に向けた商品なのか」という点を明確にできます。曖昧なターゲット設定にならず、商品企画に具体性を持たせることが可能です。対象の消費者が明確であれば、商品企画の責任者も企画を確認しやすくなり、企画が通る確率が上がります。商品企画に具体性を持たせるという面でもメリットが大きいです。

ペルソナマーケティングを行う際の注意点

ペルソナマーケティングを行う際は、下記の点に注意して行うようにしてください。

主観を入れない

ペルソナマーケティングを行う際に、主観を入れてペルソナを設定してしまうことがあります。たとえば「このサービスを使う人は、おそらく性格が内向的だ」といった具合に、思い込みでペルソナ設定をしてしまう可能性があるのです。主観を入れてペルソナ設定を行ってしまうと、本来の顧客とは離れたタイプのペルソナができてしまいます。あくまでも「客観的なデータ」に基づいたペルソナ設定が不可欠です。データを基にして考えるならばまだしも、個人の主観のみでペルソナを設定することは避けるようにしてください。

見直しを定期的に行う

一度設定したペルソナは、定期的に見直すようにします。月日が経つにつれて、設定したペルソナの情報が古くなる可能性があり、ペルソナマーケテイングの精度が落ちてしまうことがあります。せっかくペルソナを設定しても、その情報が実際の顧客像と離れてしまっては元も子もありません。特に、現代社会ではニーズが目まぐるしく変化するので、古い情報を使い続けたままだと、正確にニーズを反映できなくなります。

毎月とまではいきませんが、半年に一度はペルソナの設定を見直すようにしましょう。ペルソナに新たな情報を加えていき、常に新しい状態のペルソナを目指してください。

ペルソナマーケティングの手法についてまとめ

ペルソナマーケティングは、仮の人物像を作って、その人物像をもとに企画・販売していくマーケティング手法になります。性別や年齢、居住地、職業、家族構成など、ターゲットよりも細かく情報を設定してく点、ペルソナマーケティングの特徴となります。消費者ニーズが多様化した現代社会において、如何に具体性をもって人物像を作っていくかが、売上アップにつながってきます。

ペルソナマーケティングを利用すれば、担当者間での顧客像の情報共有も楽になります。具体的な情報を共有した上で、戦略を練ったりミーティングが行えるので、余計な時間をかけずにマーケティング業務を進められます。ペルソナマーケティングを上手く活用して、より具体的に、効率的なマーケティングを行っていきましょう。