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プッシュ通知メッセージのメリット・デメリット!配信のタイミングと内容

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  • hatena

スマホの普及とともにメッセージ配信方法もアプリ経由のプッシュ通知メッセージに変化をしてきています。

プッシュ通知とは、そのアプリを起動していなくても待受画面にメッセージが届く機能のことです。

メルマガ配信・メッセージのプッシュ通知それぞれのメリット・デメリットについて考えます。

メルマガのプッシュ通知のメリット・デメリット

メールアドレスはほとんどの人が持っており、また、歴史があるので、使い方がわからない人は少ないのが最大のメリットと言えます。

また多くの人に同一の情報を配信する事により情報を伝え漏れがなく機会の損失がないのも利点です。

また、EメールマーケティングメディアMarketingProfsの記事によると、平均開封率9.7%~10%であり、開封率はメルマガの件名、配信日時に影響を受けるということが分かってきています。スマホやメールをいじる時間は大体決まっているので、配信日時に影響を受けるというのも納得がいきます。つまり配信する側にとって、いつプッシュ通知をするかというのが見てもらえるか見てもらえないかを大きく左右してしまうという事になります。

現在では、スマホアプリのダウンロードも老若男女に浸透してきました。これにはスマホの普及が影響しているのかと思います。

そのため、発信者がユーザーに情報を届けたいときに、受信者が能動的にメーラーをチェックするメルマガよりも、1端末にインストールされたアプリにプッシュ通知を配信することの方が有効な場合もあるのではないでしょうか。

アプリのプッシュ通知が来ると連絡が来たとスマホ画面に表示されるので、メールよりも確実にチェックしてもらいやすいです。

 

プッシュ通知のメリット

Urban Airshipというアプリマーケティング研究所の「アプリビジネス支援”グロースハック”サービス最前線!」で紹介されているツールで発信されている5億プッシュによる統計によると、アプリの初回起動時に35~50%の確率でプッシュ通知が許可されている事が明らかになりました。

この事から、プッシュ通知にネガティブな印象を持たず使ってくれるユーザーがある程度いる事が分かります。

エンターテイメントやリテール、スポーツのプッシュ承諾率はゲームよりも高い事がグラフから分かります。しかしその一方で、アプリの利用率はゲームよりも低い事もグラフから分かりました。

この事から、エンターテイメントやリテール、スポーツの分野においてプッシュ通知を嫌がるユーザーがそんなに多くない事がうかがえます。その一方でアプリの利用率自体はゲームよりも少ない事からこれらの分野においてプッシュ通知を集中的に行ってもユーザーが見逃してしまう可能性が高く、プッシュ通知があまり効果を発揮してくれないのではないかと思われます。

加えて、ニュース系のメディアにおいては、プッシュ通知が許可される確率が50%にもなりました。

この事から、ニュース系においては、プッシュ通知を必要としているユーザーが一定以上の割合でいるという事が分かります。

プッシュ通知の許諾

出典:moduleapps こんなにすごいの?プッシュ通知をオススメするこれだけの理由

 

プッシュ通知のデメリット

プッシュ通知には、ユーザーにとってのデメリットもあります。

事例によると、毎日プッシュ通知をしていたアプリがある日を境にプッシュ通知を停止したところ、停止した日からアクセスが減少し、アクティブ率や活用率も減少したそうです。

この事から、継続的に配信していくことが、プッシュ通知を行う際の肝になっていくことが分かってきます。加えて、あまりプッシュ通知が多いとそのしつこさにユーザーも嫌気がさしてきてしまうので、1日1回までにする等、適度な回数で粘り強く継続していくことが売り上げアップにつながります。

あと、11回のプッシュ通知が質の高いものでなければなりません。あまりにも質が低いものを送り続けていると、受け取っている側は嫌気がさし、解除されてしまう場合があります。

プッシュ通知のデメリット

出典:moduleapps こんなにすごいの?プッシュ通知をオススメするこれだけの理由

また、同じ内容を送り続けることも逆効果となります。
プッシュ通知のデメリット

出典:APPBANK 【アプリ開発者向け】プッシュ通知の効果を高めるテクニック

アンインストールした主な理由は「頻繁に送ってくるから」(45.1%)と「毎回同じメッセージだから」(37.3%)でした。1日に送るプッシュ通知の回数を絞りつつ、毎回違う内容のメッセージを送るよう心がけるましょう。

そうしないと、プッシュ通知に嫌悪感を示すユーザーが増えてきてしまう事が分かります。そうなってしまうとせっかく売り上げアップにつなげる為に配信しても逆効果ですよね。

プッシュ通知の配信タイミングと配信内容がポイント

「エキサイトニュース」アプリを例に挙げてみてみると、アプリのダウンロード数は伸びているものの、実際にアプリを起動するアクティブユーザーの起動率(DAU)があまり伸びておらず、その点が課題でした。

下の1週間の時間帯別ユーザー数の推移を見てみると、平日の朝7時と昼12時に大きな「山」があることが確認できたため、出退社の時間帯やお昼休みにニュースを読まれるのではないかと仮説を立て、その時間帯にプッシュ通知を行いました。
配信タイミングと配信内容がポイント

出典:Googleアナリティクスによるアプリ分析の基本と改善事例

すると、通知を行った3つの時間帯にアクセスが急上昇し、再起動率も上昇しました。

これは、出退社の時間帯やお昼休みの時間帯を狙ったプッシュ通知は非常に効果的なのです。通勤の行き帰りの間やお昼ご飯を食べている間にスマホをいじりながらプッシュ通知を見ているという事を示しているのではないかと思われます。

つまり出退社の時間帯やお昼休みの時間帯を狙ったプッシュ通知は非常に効果的なのです。

「ニュースアプリ」を読むターゲットの属性や「どういうタイミングで読んでいるか?」というユーザーシーンを想定してプッシュ通知を行ったことが成功につながりました。
プッシュ通知 既読タイミング

出典:Googleアナリティクスによるアプリ分析の基本と改善事例

プッシュ通知機能を乱用すると、ユーザーにとってうっとうしい存在になり、かえって起動率を減らしてしまう事にもなってしまいます。

通知する時間帯や数は、ユーザーの反応を見ながら調整する必要があります。

プッシュ通知メッセージのメリット・デメリット!配信のタイミングと内容のまとめ

スマホアプリのプッシュ通知型を利用したメッセージ配信は、お客様が肌身離さず持っているスマホの画面に「○○店から○○キャンペーンのお知らせが届いていますよ」と、ある程度の内容も分かる形で画面上に表示されているためそこからのアプリの起動率も高く、メルマガと比較してもお客様に見てもらう機会が高い手法と言えます。

しかし、メッセージの内容や配信のタイミング・頻度によりブロックやアンインストールされてしまう事もあります。

そのため、「どんな人がメインのターゲットなのか?」「どんな時間帯によく開封されているか?」「反応の良い日時や内容は?」など配信後のデータの分析をしながら、試行錯誤を繰り返し送信のタイミングやメッセージの内容を考えて配信していく事が大切になります。

たとえばあるファストフード店の公式アプリでは、キャンペーンのお知らせや季節にちなんだ商品のお知らせを書いたプッシュ通知は反応率が高い結果が出ていたり、配信日も平日より、休日もしくは直前の金曜日に配信したほうが来店効果が上がった事例もあります。

プッシュ通知のメリットを理解して、試行錯誤を繰り返しながらお客様にタイムリーな情報をお届けできるようにプッシュ通知メッセージ配信を活用してみてはいかがでしょうか?