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アンドロイドアプリの作成方法は?使用言語やツールも紹介【入門編】

マーケティング
  • hatena

アンドロイド専用のアプリを作成したいけど方法や手順がわからない方もいることでしょう。今回は、アンドロイドアプリを開発するメリットをおさらいしつつ、作成前の準備や作成方法の流れを解説していきます。プログラミング言語の学び方や、入門者でも使えるツールも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

アンドロイドアプリを作成するメリット2つ

アンドロイドアプリを作成するメリット2つ
アンドロイドアプリを作成するメリットを2つ解説していきます。iOSのアプリと比較しながら解説しているので、アンドロイドとiOSで迷われている方はチェックしておきましょう。

メリット1.iOSより需要がある

アンドロイドはiOSより利用者数が圧倒的に多いので、需要が大きいです。アンドロイドを利用しているユーザーが多ければ、アンドロイドアプリを利用してくれる人の母数は増えるでしょう。注意点を挙げるとすれば、日本の市場ではiOSの利用者数の方が多い点です。日本人向けのアプリであれば。iOSでの開発をおすすめします。とりあえず日本人向けのアプリを開発するのであればiOSで、多言語化して複数の国で利用されるアプリを作成するならアンドロイドがおすすめです。

メリット2.簡単にGoogle Playにリリースできる

アンドロイドアプリは、ほとんどがGoogle Playにリリースすることになります。Google Playの審査基準は低いので、よほど酷いアプリでなければ問題なくリリースできます。iOSアプリはApple Storeでリリースすることになります。Apple Storeの審査基準は厳しいので、無事にリリースされるのも一苦労です。簡単にアプリをリリースしたいと考えているのであれば、審査基準の低いGoogle Playでリリースできるアンドロイドアプリの作成をおすすめします。

アンドロイドアプリを作成する際に必要な準備3選

アンドロイドアプリを作成する際に必要な準備3選

アンドロイドアプリを作成するメリットを知って、実際に開発したいと考えた人は多いでしょう。それでは、アンドロイドアプリを作成する際に必要になる準備を解説していきます。

準備1.パソコン(Windowsが好ましい)

まずはアプリ作成のために必要になるパソコンを購入しましょう。パソコンはMacとWindowsのどちらでも良いですが、おすすめはWindowsです。アンドロイドのアプリは、Windowsのパソコンの方が作成しやすくなっています。iOSのアプリはWindowsだと作成できないので、これから両方のアプリを作成する予定があるならMacでも良いです。これからアンドロイドアプリの作成のみで考えているなら、迷わずにWindowsのパソコンを選びましょう。

準備2.Android Studio

アンドロイドのアプリを作成するのであれば、Android Studioのアカウントを準備しなければいけません。Android Studioは誰でも簡単に登録できるので安心してください。これがなければアンドロイドアプリを作成できる環境が構築できません。他にもアンドロイドアプリを作成する環境はありますが、ほとんどの人はAndroid Studioを利用しています。多くの人が利用している環境なので、ネットでも情報が多いです。アンドロイドアプリの開発環境はAndroid Studioをおすすめします。

準備3.プログラミング言語

アンドロイドアプリを開発するのであれば、プログラミング言語も必要になります。開発に使われるプログラミング言語は主に下記の通りです。

・C#

・Java

・Kotlin

・Python

・JavaScript

上記の言語を全て習得する必要はありません。どれか好きな言語を学びましょう。最近だとJavaかKotlinを使っている企業が多いです。Kotlinは汎用性もあるので、迷っているならKotlinをおすすめします。

アンドロイドアプリを作成するための3ステップ

アンドロイドアプリを作成するための3ステップ

アンドロイドアプリの作成手順は主に3つのステップを踏みます。具体的には企画、設計・開発、テストです。

ステップ1.企画

まずは作ってみたいアプリの構想を練ります。たとえば、アプリの内容、ターゲット、機能、画面、収益を得る方法などです。機能については、ユーザーの不満にもとづき、後からアップデートするのが主流です。そのため、企画段階では最低限の機能にとどめ、ユーザーの反応を見ながら段階的にリリースできるプランを立てるようにしましょう。

ステップ2.設計・開発

アプリの企画が定まったら、設計・開発を行います。設計では、作図ソフトやプロトタイピングツールなどを駆使して、画面設計図を作成します。画面設計図が完成したら、Android Studioを使って、マークアップ言語で画面を作成したり、ソースコードを記載して機能を実装したりします。

ステップ3.テスト

開発が完了したら、アプリの動作を確かめます。具体的には、アンドロイド端末にアプリをインストールしたり、エミュレーターと呼ばれるPC用の仮想アンドロイド端末を使ったりします。可能であれば、自分以外の人にも動作確認をしてもらい、改善点のアドバイスを求めるとよいでしょう。

アンドロイドアプリを作成するための学習方法3つ

アンドロイドアプリを作成するための学習方法3つ

アンドロイドアプリを作成するための学習方法を紹介していきます。

学習方法1.本で学ぶ

アンドロイドアプリの作成について、本を読んで学習できます。本の中には、単にアプリ作成の理論や文法だけでなく、実際にサンプルアプリを作成できる内容もあります。サンプルアプリを作成する過程で、実践的な内容を学べるでしょう。そのほか、辞書として活用できる本も見受けられます。アンドロイドアプリの作成でつまずいたとき、必要なところを調べるのに役立てられます。

学習方法2.独学で学習サービスを利用する

アプリの開発に向けて独学でプログラミングを習得するのであれば、学習サービスを利用しましょう。書籍などの学習をおすすめするサイトもありますが、学習サービスの方が分かりやすいです。プログラミングを学べるおすすめの学習サービスは、下記にまとめておきます。

Progate

ドットインストール

どちらも月額1,000円程度の費用が必要ですが、プログラミングの基礎を学べるので非常におすすめです。こちらの学習サービスでプログラミングの基礎を学べば、最低限の知識が身に付きます。ある程度の知識が身に付けば、Udemyなどの高度な技術を学べる動画講義を受講してスキルを身につけましょう。

学習方法3.プログラミングスクールに通う

アンドロイドアプリを作成できるレベルのプログラミング技術を身に付けるのは、一般的に難易度が高いです。独学でプログラミングを習得するのが難しいと感じたら、プログラミングスクールに通いましょう。プログラミングスクールに通えば、実力のあるメンター(講師)からプログラミングを学べます。挫折率も低くなるので、非常におすすめです。注意すべきポイントは、受講費が高い点です。プログラミングスクールの平均相場は、10万円〜50万円です。アプリ開発の言語を学ぶのであれば、少なくても20万円の受講料は覚悟しましょう。

プログラミング言語を使わないでアンドロイドアプリを作成する方法

プログラミング言語を使わないでアンドロイドアプリを作成する方法

本やスクールなどでプログラミングを学ぶ時間がなくて、今すぐにアプリを製作してリリースしたいと考えている人も多いでしょう。アンドロイドアプリを開発できるレベルのプログラミングを習得するには、最短でも2年は必要です。プログラミングの技術を使わないでアンドロイドアプリを開発したいと考えているのであれば、ノーコードのツールを利用しましょう。ノーコードのツールを利用すれば、プログラムを書かないでアンドロイドアプリを開発できます。性能や品質に関しての問題点はありますが、ある程度のアンドロイドアプリであれば素人でも作成することが可能です。アンドロイドアプリを作成できるノーコードツールは、下記にまとめておきます。

Adalo

Yappli

Unifinity

SHOP FORCE

上記のノーコードツールであれば、iOSとAndroidのアプリを開発できます。プログラミングを全く知らない未経験者でも直感的に操作できるように開発されているため、誰でも利用することが可能です。他のノーコードツールに比べて、機能の拡張にも優れています。ある程度の品質のアプリであれば十分に開発できるので、アプリ開発会社に依頼する前に検討する価値はあるでしょう。

アンドロイドアプリの作成まとめ

この記事では、アンドロイドアプリの作成について解説しました。世界的に、iOSよりアンドロイドの方が需要はあります。日本ではiOSの需要が大きいですが、多言語化をして海外のユーザーが利用できるようにするなら、アンドロイドアプリがおすすめです。これからアンドロイドアプリを開発するためにプログラミングを学習するのであれば、言語はjavaかKotlinを選びましょう。多くの企業が採用している言語で、需要もあります。

今すぐにアンドロイドアプリを開発したいと考えているのであれば、ノーコードのツールを使って自社開発をするか、企業やフリーランスに委託するべきです。ただし、外注先ごとに得意なアプリのジャンルが異なるケースもあります。もし、アンドロイドアプリの作成を委託するのであれば、開発目的にあったアプリを得意とする外注先を探すことが大切です。また、中にはiOS向けアプリの作成が得意でも、アンドロイドアプリの作成が不得意な外注先も少なくありません。アンドロイドアプリの開発に特化した外注先に依頼しましょう。

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