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アプリの作り方は複雑?それとも簡単?アプリの作り方について解説!

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  • hatena

スマホの普及に伴い、アプリも私たちの生活に欠かせないものになってきました。ただ、アプリの作り方を正確に把握している人は意外と少ないかもしれません。本記事ではアプリの作り方について、流れや注意点など詳細を解説していきます。

アプリの作り方は主に3種類

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アプリの作り方は主に下記の3種類になります。

  • プログラミング言語を用いる
  • アプリ作成ツールを利用する
  • ゲームエンジンを使う

プログラミング言語を用いる

アプリの作り方で最も主要なものは「プログラミング言語」を用いることです。プログラミング言語といっても、その種類は多種多様です。アプリ開発で利用される主要なプログラミング言語として、

  • Java
  • JavaScript
  • Ruby
  • PHP
  • Python
  • Kotlin

などが挙げられます。上記に加えて、HTMLやCSSなどのコーディングスキルもアプリ開発では必須です。これらのプログラミング言語を駆使して、アプリを開発していきます。

アプリ作成ツールを利用する

プログラミングの知識がない場合におすすめの作り方が「アプリ作成ツール」の利用です。アプリ作成ツールは、デザインやフォーマットを選択するのみでアプリを作成することができます。作成できるアプリは、予約サイトやショッピングサイトなど、機能が単純なアプリが中心になりますね。プログラミングで開発するアプリと比べると、高機能なアプリを作ることは難しいので、注意してください。

ゲームエンジンを使う

ゲームエンジンとは、ゲームアプリを作るための機能がパッケージ化されたツールになります。キャラクターの動き、音楽再生、背景の設定などゲームアプリで不可欠な機能がプログラムとして搭載されているので、これらのプログラムを選んで配置するだけでゲーム作成が可能になります。代表的なゲームエンジンとして「Unity」が挙げられます。有名なスマホゲームである「ポケモンGO」は、このUnityをもとに開発されたものです。アプリ制作会社によっては、プログラミング言語よりもUnityのスキルを重視しているところもあるほどです。高機能なゲームアプリを開発するとなると、プログラミング言語の知識も必要になるので、留意しておきましょう。

アプリの作り方の手順

アプリの作り方の手順 イメージ画像

アプリの作り方では、下記の手順を抑えるようにします。

  1. アプリの設計
  2. 開発環境を整備する
  3. 画像、動画、音声データを準備する
  4. プログラミングを行う
  5. テスト、バグ修正を行う
  6. アプリをリリースする

①アプリの設計

まずはじめに、どのようなアプリにするのか設計を行います。アプリのジャンルやターゲット層、端末の種類、アプリに組み込む機能など詳細を決めていきます。設計は「仕様書」にまとめて、誰が見てもわかりやすいに情報を記しておきましょう。特に、アプリ開発を外注する場合は、仕様書の情報が具体的でないとイメージと異なるアプリが出来上がってしまい可能性もあるので注意してください、アプリの作り方を仕様書に記しておくのも、情報の食い違いを防ぐのに有効ですね。

②開発環境を整備する

プログラミングでアプリを開発するためには、「開発環境」を整備する必要があります。開発環境は使用するプログラミング言語や端末によって異なってきますが、よく利用されるのは下記の開発環境ツールです。

・Android Studion(Androidアプリの開発で使用)
・Xcode(iOSアプリの開発で使用)
・Visual Studio(総合的な開発環境ツール)
・Unity(先ほど登場した、ゲーム開発用ツール)

上記以外の開発環境もありますが、有名なツールの方がサポートが手厚いので、いざという時に安心です。まずは開発したいアプリの種類ごとに、上記の開発環境ツールをインストールしましょう。

③画像、音声データを準備する

アプリで使用する画像、音声データを事前に準備します。意外と勘違いされがちなのですが、プログラミングそのものでは画像や音声データを作成することはできません。プログラミングによって、ファイルにある画像・音声データを読み込むという作業を実施します。中でも画像に関しては、画像を組み込む位置を設定する必要があるので、開発時に元データがないと開発を止めなくてはいけないので注意してください。

④プログラミングを行う

画像や音声データが準備出来たら、仕様書に沿ってプログラミングを行っていきます。原則として、開発途中に仕様書が変更されることはありませんが、不備が見つかった場合は修正・変更を行うこともあります。

⑤テスト、バグ修正を行う

プログラミングが完了してアプリの原型が完成したら、正常に起動するか端末で確認していきます。最初からすべて問題なく動作することは少ないので、発生したバグや問題箇所を確認して修正していきます。修正を終えたら再度テストを行い、新たなバグが出てこないか確認します。「テスト→修正→テスト」の繰り返しですね。

⑥アプリをリリースする

テストでバグが発生せずに正常にアプリが動くようになったら、いよいよリリースです。iOSアプリであれば「AppStore」、Androidアプリであれば「GooglePlay」にて公開手続きを行います。

アプリの作り方の学び方

アプリの作り方の学び方 イメージ画像

アプリの作り方の学び方として、

  • 書籍で学ぶ
  • プログラミングスクールで学ぶ
  • オンライン講座で学ぶ

の3つが挙げられます。

一般的なのは、書籍を使ってアプリ開発で使うプログラミング言語を学ぶ方法です。近年はエンジニア需要の増加により、初心者向けの書籍も充実してきました。独学することに抵抗がない場合は、書籍を使った学習が最もコスパが良いと言えるでしょう。ただし、書籍を使ってアプリの作り方を学習すると、疑問点も自力で解決していかねばなりません。調べるのが得意でない場合は、書籍よりも「プログラミングスクール」を利用した方が効率が良いですね。プログラミングスクールであれば、疑問点を講師やメンターにすぐに質問することができます。躓くリスクを最小限に抑えて、アプリの作り方を学ぶことが可能です。

「プログラミングスクールに通う時間はないけれど、書籍で学習するのはハードルが高い」という方は、オンライン講座を利用した学習がおすすめですね。オンライン講座の中でもおすすめのが「Udemy」と呼ばれるオンライン学習サービスです。Udemyでは、各分野の専門家やプロが解説動画を公開しています。銅貨を視聴するにはコンテンツを購入する必要がありますが、数十時間もの動画を1万円台で購入できるので、コスパは非常に高いです。はじめてUdemyを利用する方であれば、数千円台でコンテンツを購入することも可能ですので、興味のある方は是非試してみてください。

アプリの作り方の注意点

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アプリの作り方の注意点として、下記の点が挙げられます。

  • 対象OSを決めておく
  • 外注する場合は、仕様書を詳細に作成する

対象OSを決めておく

アプリの作り方では、AndroidとiOS、どちらのOSを対象としたアプリを作成するのか、事前に決めておくことが肝要です。予算に余裕がある場合は、両方のOSを対象にしたアプリを作成しても良いのですが、開発にかかるコストなどを考慮すると、最初は片方のOSに特化した方が効率が良いです。どちらのOS向けにアプリを作るかで、使用するプログラミング言語も変わってきます。抱えているエンジニアが扱える言語を踏まえて、対象OSを決めるのも一つの手です。

外注する場合は、仕様書を詳細に作成する

アプリを自社でなく、他の開発会社に外注する場合は、アプリの機能や使用するプログラミング言語などを記載した仕様書を詳細に作成するようにしましょう。一番やってはならないのは、簡単なアプリの概要のみを伝えた後、すべての作業を開発会社に丸投げすることです。これはアプリ開発に携わったことのない企業に多いのですが、外注さえすれば細かい設計などはすべて外注先が行うと考えてしまうケースがあるのです。あくまでも外注先の開発企業と二人三脚で開発を進めていく必要があります。すべて丸投げしてしまうと、イメージしていたものとはかけ離れたアプリが完成してしまうこともあるので、詳細な仕様書の準備は最低限行うようにしましょう。

アプリの作り方を把握して開発に進もう

スマホが普及した現代社会では、今後もアプリの需要はますます高まっていくことが予想されます。プログラマーでない人でも、アプリの開発に携わるケースが増えてくることも想定されます。アプリの作り方の流れを把握しておけば、開発に関する意思疎通がスムーズに行えるので、本記事で紹介した流れを最低限、頭の中に入れておきましょう。これからアプリの開発を実際に行いたいと考えている方は、まずはプログラミング言語を学ばなければいけません。プログラミング言語の初学者の方がいきなり書籍で勉強すると、躓いてしまう可能性が高いので、最初はプログラミングスクールを利用して基礎を習得することをおすすめします。プログラミングスクールであれば、疑問点をすぐに質問することができるので、無理なくプログラミングの学習を進めることができますよ。アプリの作り方を把握して、是非開発にチャレンジしてみてくださいね。

 

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