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店舗アプリのメリットとは?店舗側・ユーザー側の両方のメリットを解説

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  • hatena

近年店舗アプリの普及はすさまじく、導入しようか迷っている経営者さんも少なくないでしょう。導入・開発するときにやはり気になることは、店舗アプリにはどのようなメリットがあるのかということ。本記事では店舗アプリのメリットを詳しく解説します。店舗アプリの開発・導入を検討中の人はぜひ参考にしてください。

店舗アプリはそのメリットから増加傾向に

店舗アプリはそのメリットから増加傾向に
店舗アプリの数はそのメリットから近年増加傾向にあります。店舗アプリが増えているということはそれだけ利用する人がいるということです。ここではまずメリットを知る前に、なぜ店舗アプリが人気かつ増加傾向にあるのかを説明していきます。

ほとんどの人がスマートフォンを所持する時代

現在では日本はもちろんのこと、世界を見てもほとんどの人がスマートフォンを所持する時代となりました。人々の手には常にスマホがあり、生活のほとんどの情報をスマホから得ている人も少なくありません。テレビが家になくとも新聞を読まなくとも、スマホ一つで支障なく生活できてしまうのです。スマホは最も手軽で身近な情報伝達媒体といえるでしょう。そんなスマホの利用率アップを見て、店舗アプリを導入する店舗も増えてきました。

キャッシュレス決済の浸透

より時代は進み、もはや財布も不要で、スマホだけで決済までできるようになってきました。すべてスマホ決済で済まし、財布を持たない人や持っていても大金は入れていない人が増加しています。そんな時代には紙のクーポンを配るよりも、アプリから配信する方が使用率も高いでしょう。スマホ一つで決済からクーポン、ポイントカードの役割を担うことができれば、ユーザーは便利ですよね。手軽さを感じれば再度店舗を利用することも増えます。

店舗アプリの店舗側のメリットを4つ紹介

さっそく店舗アプリを導入する店側のメリットを4つ紹介していきます。店舗アプリを導入しても売り上げアップにつながらなければ意味がありません。紹介するメリットは売り上げアップにつながるものばかりです。

常に存在をアピール

まずユーザーに店舗アプリをインストールしてもらえれば、アイコンがホーム画面に表示されます。よって店舗アプリのアイコンは常にユーザーの目に入るようになります。常にユーザーの目に入れば、特別な広告を出さずとも店舗の存在をアピールすることが可能です。つまり強いブランディングになります。

メッセージの開封率が高い

店舗アプリで情報を送ると他の方法に比べて開封率が高い傾向にあります。DMではコストがかかる割には開封率が高くありません。またメルマガは手軽に配信できますが、こちらも開封率が高いとは言えません。

SNSとの連携を図れる

店舗アプリはTwitterやInstagramなどのSNSとの連携を容易に図れます。アプリをインストールしていない人に、SNSでクーポンやポイントのお得情報を見せることで、インストールを促せます。

ユーザー分析が気軽に

アプリを使うとユーザーの行動分析が簡単に行えます。アプリの情報がどれだけ見られているのか、クーポンの使用頻度、アプリからの購入などユーザーの行動を記録して追いやすくなります。ユーザーの行動分析が気軽に行えれば、改善策も早く考えることが可能です。

店舗アプリのユーザー側のメリットを3つ紹介

店舗アプリのユーザー側のメリットを3つ紹介
店舗アプリは店舗側にメリットがあってもユーザー側にメリットがなければインストールしてもらえません。そこで、ユーザー側のメリットも確認して、店舗アプリが本当に利用されるのか考えていきましょう。

必要な操作だけで使いやすい

店舗アプリはそのお店専用のアプリとなるので、不要なコンテンツが一切ありません。だから必要なコンテンツだけがあり、ユーザーにとって操作がしやすくなります。シンプルな操作であれば子供から年配の人まで簡単に利用でき、アプリが継続的に使用されやすくなります。

クーポンやポイントを一括管理できる

ユーザーにとって店舗アプリを利用する最もうれしい事はクーポンやポイントを一括管理できることです。紙のクーポンやポイントカードは財布の中に入れるとかさばり、どこにあるのかわからないこともよくあるでしょう。店舗アプリであればクーポンやポイント管理が、利用できる期限のものだけ表示され、わかりやすく管理できます。クーポンもわかりやすく整理できれば使用率が上がること間違いなしです。

最新情報を受け取れる

店舗アプリなら最新情報を通知で受け取れることもメリットです。特に期間限定のキャンペーンを早く知ることができれば、利用できるチャンスも増えます。

店舗アプリのメリットをうまく活かす方法

店舗アプリのメリットをうまく活かす方法
店舗アプリのメリットはうまく活用しないと売り上げアップにつながりません。ここでは店舗アプリのメリットを最大限活かす方法を2つ紹介します。

プッシュ通知はユーザーごとに

プッシュ通知をユーザーに合わせて選択することで、ユーザーは自分に必要な情報だけを得ることができます。ユーザーに合わせると言っても一人一人やっていては大変です。そこで位置情報を利用します。ユーザーが位置情報の利用に同意している場合、近くのお店のキャンペーンやお得情報を通知できるようにしておきます。近くのお店でお得なキャンペーンをやっていることがわかれば情報が身近に感じ、店舗へ足を運びたいという気持ちは強くなります。

クーポンの配信でインストールを促す

店舗アプリの難関ポイントはまずアプリをインストールしてもらえるかという問題です。そこでクーポンの配信をすることでインストールを促せます。ユーザーは店舗アプリを使うメリットがなければインストールしようとは思いません。また、定期的にユーザーの目を引くようなお得なクーポンの配信をSNSでお知らせすることが有効です。紙のクーポンと比べて店舗側は期限の設定がしやすく、ユーザー側は店舗に行かずともゲットできるのが店舗アプリの便利なところです。

店舗アプリのメリットだけでなくデメリットは?

店舗アプリのメリットだけでなくデメリットは?
店舗アプリのメリットだけでなく、デメリットも知りたいという人も多いはず。ここでは店舗アプリのデメリットとその解決法を解説していきます。メリットだけでなく、デメリットも把握しておきたいという人はぜひ参考にしてください。

継続して利用されるのか

店舗アプリには継続して利用されるという保証がありません。ユーザーがインストールしても、いつでもアンインストールされる可能性はあります。アンインストールされる原因は操作が複雑だったり、通知が多かったりすることです。だから操作性や通知の頻度はよく考える必要があります。ユーザーにとっての使いやすさを考え改善していくことで、継続して利用されやすくなります。

開発費と維持費がかかる

店舗の専用アプリ開発と維持には費用がかかります。開発費と維持費を超える売り上げを出すことができれば問題ないかもしれませんが、コストがかかるという面は一番躊躇されるところです。やはり安く済ませるには複数の開発業者に見積もりをしてもらうと良いでしょう。店舗アプリ開発・導入の目的、どのようなアプリにしたいかを伝えれば大まかな見積もりがわかります。

配信内容を考える必要がある

店舗アプリを導入するからには、キャンペーンやクーポンの内容を考えることが必要です。そこには人の知恵と費用が必要で、マンネリ化する可能性もあります。そうなればユーザーは離れていきます。アプリの開発・導入をする前に、人とコストを確保する準備をしておきましょう。

店舗アプリのメリットまとめ

本記事では店舗アプリ導入のメリットを紹介しました。店舗アプリ導入の際には店舗側のメリットを考えるのはもちろんのこと、ユーザー側にもメリットがあるのかを確認することが大切です。紹介したように、店舗とユーザーのどちらにもメリットがある店舗アプリは導入することで店舗の売り上げアップを見込めます。ただし、店舗アプリのメリットをうまく活用しなければ成果にはつながりません。だから、店舗アプリの開発・導入を依頼するときにはある程度波に乗るまで、サポートしてくれるような業者が良いでしょう。

店舗アプリにはデメリットもありますが、解決法もあります。このスマホ主流の時代に合わせて、店舗アプリの導入をぜひ積極的に検討してみてはいかがでしょうか?