初心者がアプリを作りたい場合は、必要な物の準備やアプリ開発についての勉強など、すべきことがいくつかあります。ここではアプリを作りたい初心者に向けて、アプリを開発する方法について手順を追ってわかりやすく解説します。これからアプリを作りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
作りたいアプリをイメージする
まずは自分が作りたいアプリを考えてイメージしましょう。「こういうアプリを作ろう」とイメージを持つことで「これは自分が作りたいアプリに役立ちそう」と必要な勉強に集中できます。
プログラミングの学習には少しつまらない内容もありますが、そんな時に勉強のモチベーションのキープにつながるのが「こういうアプリを作りたい」というイメージです。
AndroidとiOSのどちらでアプリを作るか決める
このタイミングで、AndroidとiOSのどちらのアプリを作るのか決めます。AndroidとiOSどちらを選んでも作ることが出来る機能に差はありません。ここで「どちらでアプリを作るか悩む」という方へ向けて、Androidがおすすめの場合と、iOSがおすすめの場合をそれぞれご紹介します。AndroidとiOSどちらでアプリを作るか悩むという場合は、次の内容を参考にして決めましょう。
【こんな人にはAndroidがおすすめ】
Javaについて学習した経験がある
パソコンがWindows(Macでも問題ありません)
Android端末を持っている
【こんな人にはiOSがおすすめの場合】
パソコンがMac
iPhoneを持っている
アプリを作りたい場合に必要な準備
Android・iOSのアプリ開発で用意すべきものをそれぞれご紹介します。事前に準備しておきましょう。
Android
・インターネット環境
アプリを作るのに必要なソフトを頻繁にダウンロードすることになるため、インターネット環境が必要です。
・パソコン
アプリを作りたい場合はパソコンが必要です。最近ではスマホやタブレットがあれば簡単なアプリが作れますが、本格的なアプリを作りたい場合はパソコンが必須になります。パソコンのメモリは8G以上がおすすめです。WindowsとMacどちらでも問題ありません。
・Java Development Kit (JDK)
Androidアプリを作るために必要なプログラミング言語である「Java」をパソコンにインストールしましょう。Javaは無料でインストールできます。
・Android Studio (Android SDK)
Androidアプリ開発をする際はAndroid Studioというツールを利用しましょう。Android Studioでアプリを作ることでAndroidアプリを起動させることが可能です。
・Android端末(無くても良い)
Android端末があれば、開発したアプリをその端末にインストールして試すことができます。Android端末を持っていなくてもパソコン上で動く「エミュレータ」というAndroid端末があり、ここでアプリを試すことも可能です。
iOS
・インターネット環境
Android開発と同じでインターネット環境が必要です。
・Mac
Android開発と同じく、アプリを作りたい場合はパソコンが必要で、メモリは8G以上がおすすめです。iOSアプリを作るにはMacが必要で、Windowsでは作ることができません。Mac上でしか動かない「Xcode」というツールが必要なため、iOSアプリを作る場合Macは必ず必要です。MacはiOSアプリはもちろん、Androidアプリを作るのに必要なツールにも対応していておすすめです。
・Xcode
iOSアプリ開発に必要なツールです。このツールでアプリを作ることでiOSアプリを起動させることができます。
・iPhone端末(無くても良い)
Androidと同様に、iPhoneがあれば開発したアプリをその端末にインストールして試すことができます。iPhone端末を持っていなくてもパソコン上で動く「シミュレーター」というiPhoneがあり、ここでアプリを試すことも可能です。こちらはXcodeに入っているため、別途インストールする必要はありません。
作りたいアプリに必要なプログラミング言語を学ぶ
作りたいアプリに必要なプログラミング言語を学びましょう。学ぶべきプログラミング言語をAndroidとiOSそれぞれご紹介します。
Android
Androidアプリを作りたい場合に使えるプログラミング言語にはJava・Kotlin・C#などがあります。初心者であればJavaがおすすめです。Javaはコンパイラ言語という種類で、速度の速いアプリを開発でき、名前が似ているJavaScriptというプログラミング言語とは別物です。Android開発においてはJavaが王道であるため、ネット上に多くの情報があるからです。ネット上にはJavaの情報が多くあるため、やり方をネットで調べた際に多くの情報を参考にできます。そのため初心者はJavaから学習するのがおすすめです。
iOS
iOSアプリを作りたい場合に使えるプログラミング言語は、Swift・Objective-Cです。初心者であればSwiftがおすすめです。Swiftは2014年に生まれた比較的新しいプログラミング言語です。iOSのプログラミング言語の中ではSwiftが王道で、現在新しいiOSアプリのほとんどはSwiftで作られていて、今後もしばらくはSwiftが中心であると考えられます。
動画で学びながら作りたいアプリを開発
いよいよアプリを作っていきます。動画を見て学びながら作りたいアプリの開発に取り組んでいきましょう。
学習はドットインストールがおすすめ
学習方法としては、ドットインストールというサイトを利用することをおすすめします。アプリ開発を初めたばかりだと、ツールの使い方などわからないことが多いと思います。しかし本では細かいことを全て記載しているとは限りません。ノンカットでプログラミングの作業を細かく実況してくれるドットインストールを使うのがおすすめです。ドットインストールは動画でプログラミングを学ぶことができるサイトです。動画1つあたりの再生時間は10分ほどで、疲れずに学習に取り組めます。ドットインストールで動画を見ながら作業を1つ1つ真似しながら学びましょう。
このサイトはほぼノンカットで動画を見ることが出来ます。プログラミング中にエラーになった時のことも見れるため、どのような時にエラーが起きるのか、エラーが起きた際にどう対処しているのかを知ることが可能です。ドットインストールで、作りたいアプリのためのプログラミング解説を細かく確認しながら学んでいきましょう。
楽にアプリを作りたいなら
プログラミングをせず楽にアプリを作る方法もあります。「プログラミングができるようにならなくてもいい」「簡単に早くアプリを作りたい」という方は次の内容を参考にしてみてください。
アプリが作れるプラットフォームを利用する
アプリをブラウザ上で簡単に作ることができるプラットフォームがいくつかあります。アプリプラットフォームのメリットは、手軽に安くアプリを作れることです。無料のアプリプラットフォームでもそれなりに良いアプリを作れます。
アプリ作ることができるプラットフォームには「Appery.io」「モバイルローディー」「Yappli」「SHOP FORCE」などがあります。まずはアプリを作れるツールを使って、アプリはどのように作るのか、学ぶことから始めるのもおすすめです。
アプリ開発会社に依頼する
アプリ開発会社に依頼するという方法もあります。アプリ開発会社に依頼するメリットは、アプリ開発のプロに任せることでクオリティの高いアプリを作ってもらえることです。アプリ開発会社を選ぶ際には、気をつけるべきポイントが主に3つあります。
1つ目は、アプリ開発の実績をチェックすることです。開発実績が多いアプリ開発会社であれば安心して依頼できます。
2つ目は、開発ジャンルの得意・不得意を確認することです。作りたいアプリと同じジャンルの開発実績が多いか確認しましょう。
3つ目は、アプリ開発後の保守・運用の対応があるか確認することです。アプリは開発したら終わりではなく、その後の保守・運用も必要です。
まとめ:アプリを作りたいなら開発は計画的に
初心者がアプリを作りたいという場合は、アプリ開発をはじめる前に、必要な物の準備やアプリ開発についての勉強をする必要があります。まずは自分が作るアプリをイメージすることからはじめましょう。アプリ開発で必要なものを準備する際は、Android・iOSでそれぞれ準備するべきものが異なるので要チェックです。まずプログラミング言語を学び、次に動画を見て学びながら作りたいアプリの開発をはじめましょう。簡単にすぐにアプリを作りたい場合は、アプリが作れるプラットフォームを利用する方法や、アプリ開発会社に依頼するという方法がおすすめです。ご自分にあった方法で、最適なアプリを作りましょう。
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