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アプリを作るために必要なスキルや学習方法を解説【初心者向け】

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  • hatena

今回はアプリを作るために必要なスキルや学習方法を解説していきます。この記事で紹介するスキルを独学または学習スクールで学ぶことができれば、個人でもアプリを作ることができます。まずはアプリ開発に必要なスキルを理解しなければ、学習を開始することもできないので、ぜひ最後までご覧ください。

アプリを作るためにはアプリの種類を知ろう

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アプリ開発に必要なスキルを知る前に、あなたが作りたいアプリの種類を決めることが大切です。アプリの種類によって開発に必要な言語も変わってくるので、どんなアプリを作るのか以下を参考に考えてみてください。

  • WEBアプリ
  • スマートフォンアプリ
  • ハイブリッドアプリ

以上のようにアプリが動作する環境によって種類が分かれており、開発環境も異なります。アプリの種類別に特徴や開発に必要な言語を紹介します。

WEBアプリ

WEBアプリは名前の通り、インターネットのWEB上で動作するアプリで、食べログやクックパッドなどが代表的なアプリとして有名です。WEBサイトと混合して勘違いしてしまう方が多いのですが、WEBサイトは画面上で見える部分の表示がメインで、ユーザーのアクションによって能動的に動作するのはWEBアプリになります。WEBアプリを開発することができる言語は、PHPやRuby、JavaScriptの3種類が最も多く利用されています。プログラミングの独学を初めて行う方でも比較的学びやすい言語なので、WEBアプリの開発は独学でも時間をかければ十分行うことができます。

スマートフォンアプリ

名前の通りスマートフォン上で動作するアプリのことで、アプリストアから端末にインストールすることで、使用できる特徴があります。スマートフォンアプリは大きく2種類に分けることができ、Appleが提供しているiPhioneに搭載されているiOSと、Googleが提供するAndroidの2つです。まずiOSアプリを開発するために必要な言語はSwiftが主流で、AndroidアプリはJavaやKotlinが使われています。スマートフォンアプリを開発したい方は、iOSとAndroidどちらのアプリを作りたいかを考えて適したスキルを学習するようにしましょう。

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリはWEBアプリとスマートフォンアプリの両方で動作する特徴のアプリで、例えばYouTubeやTwitter、Facebookなどが該当します。このようなアプリはスマートフォンにインストールして起動することもできますし、WEBサイト上でも起動させることができます。ハイブリッドアプリはユーザーの利便性が高いのが特徴で、作るには複数の言語を組み合わせなければならないので、独学で制作するには根気が必要です。

アプリを作るために必要な言語

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アプリの種類について簡単に解説しました。アプリを作るためには以下の言語が必要になりますが、基本的にどの言語を選んでもアプリを作ることはできるので安心してください。また、一つの言語を学べば他の言語も理解しやすくなるので、別の言語を習得する際も習得効率は高くなります。アプリ開発を行いたい方は以下の言語の気になるもの一つに絞って学習を開始してください。

  • PHP
  • Ruby
  • Python
  • JavaScript
  • Swift
  • Java
  • kotlin

まず、ハイブリッドアプリやWEBアプリを作る際に活用される言語はPHPやRuby、Pythonなどです。Rubyは自然な英語で読めるようにコードを記述することができ、初心者の方でも学習しやすくRuby on Railsというフレームワークを活用することで、短い学習期間でも簡単なアプリを制作することができます。次にPHPは世界中の多くのWEBサービスやアプリで使用されている言語で、色々な言語と組み合わせてアプリを制作しやすい特徴があります。Pythonはデータ分析や人工知能の開発に特化している言語で、学習難易度は少し高いですが、Pythonを身につけておくことで、今後のアプリ開発分野で非常に役立つはずです。他にもAndroidアプリを開発できるJavaやKotlin、iOSアプリを開発できるSwiftなどもおすすめです。

アプリを作るために必要なスキルの学習方法

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アプリの種類と必要な言語について解説しました。これからプログラミングを学習してアプリ作りたい方は以下の方法でスキルを身につけましょう。

  • 無料の学習サイトで基礎スキルを身につける
  • 本で知識の質を高める
  • プログラミングスクールに通う

無料の学習サイトで基礎スキルを身につける

まずはプロゲートやドットインストールなど無料で学習することができるサイトを活用して、プログラミングの基礎を身につけるようにしましょう。プロゲートは無料で様々な言語の基礎を学ぶことができ、実際に手を動かしながら覚えることができるので、頭に入りやすい特徴があります。学習を全て行うには有料になりますが、料金も安いので、プログラミング初学者には非常におすすめの学習サイトです。ドットインストールはプロゲートのように手を動かして学ぶことはできませんが、3分ほどの短い動画で空き時間にサクッと学習できる特徴があり、基本的なスキルは無料で学習することができます。かなり学習コースが多いので、アプリを作るための言語やWEBサイトの見た目を構成する言語まで色々なスキルを身につけることができます。

本で知識の質を高める

無料の学習サイトで基本スキルを身につけたら、理解できていない部分を補うために、専門的な本を数冊用意しておくことをおすすめします。常に本を読みながら学習するわけではなく、分からない内容がある時にパッと調べることができる辞書的な役割として用意しておきます。プログラミングを行っていると、どれだけ勉強をしていてもエラーが発生したり、手が止まってしまうことはよくあります。そういった時に専門的な本を数冊用意しておけば問題を解決できる可能性があるでしょう。本で基本スキルを学習することはあまりおすすめしませんが、どうしても行う場合は、必ず実際に手を動かしながら進めるようにしましょう。

プログラミングスクールに通う

どうしても独学だと分からない部分が解決できず効率が悪いと感じる方は、プログラミングスクールに通う方法もおすすめです。コストはかかりますが、アプリを作ると言う目的に最短距離で近づくことができるので、予算がある方は積極的に活用してください。スクールを活用するメリットは学習内容が優れているわけではなく、現役の講師にすぐに質問をすることができることです。分からない内容で立ち止まって時間を無駄にするよりも、講師にエラーの解決方法のヒントをもらった方が自己解決能力も高まります。

アプリを作ることができるまでにかかる期間

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学習を開始してアプリを実際に作れるようになるまでに、かかる期間はどのくらいかと言うと、学習方法によっても変わってきますが、およそ半年〜3年ほどになるはずです。簡単なスマートフォンアプリであれば学習開始から半年ほどで十分制作できるレベルまで到達することは可能です。しかし、大規模なWEBアプリやハイブリッドアプリを開発するには、複数言語を組み合わせる必要があるので、全て一人で制作するとなるとかなりの学習期間が必要になるでしょう。

学習期間をなるべく短くしたい方は、プログラミングスクールに通ったり、毎日の学習時間を長くするなど本気で取り組む必要があります。学習にかかる期間は人それぞれですが、おすすめの学習方法はなるべく短期間で集中して学びきることです。短期間で集中して取り組めば、だらだらと勉強するよりも早くコードを理解することができます。プログラミングの学習は非常に覚えることが多く、実際に手を動かしてコードをたくさん書いていかなければ身につけることができません。学習しない期間が少し開いてしまうだけでも、途端に手が止まってコードが書けなくなってしまうことはよくあることなので、なるべく毎日コードを書くようにして、短期間で集中してアプリを作ることに全力を尽くしましょう。

アプリを外注して作ることもできます

アプリを外注して作ることもできます イメージ画像

独学でプログラミング言語を学んで、アプリを作ることもできますが、アプリの構成だけ設計して外注して作ることも可能です。外注するためのコストはかかりますが、自らスキルを身につける必要がなく、アプリが完成するまでの期間を大幅に短縮させることができます。外注する際に活用する発注フォームとしてはクラウドソーシングサイトが有名で、クラウドワークスやランサーズの2つで依頼を行うのがおすすめです。どちらを活用しても仕事依頼文を掲載してからすぐに応募を受けることができますし、費用をかけることで依頼文をトップに掲載させることも可能です。

独学で学習しても一向にアプリを作れるスキルまで到達できない場合は、プログラミングが得意な方に依頼して、自分はアプリの構成を練ることに時間を使ったり、アプリ開発後の集客方法を考える時間に充てましょう。外注費用は簡単な仕組みのアプリで20〜40万円ほどで完全に制作を任せることができます。多機能で本格的に収益を狙うアプリの場合は数百万円かかる可能性もあります。クラウドソーシングサイトで依頼を行う場合は、低いコストで依頼することができますが、その分スキルが不足している方も多いので、契約相手は慎重に選ぶようにしてください。

アプリを作るためのスキルと学習方法:まとめ

今回はアプリを作るために必要なスキルと学習方法について、これから学習を開始する初心者の方向けに解説しました。アプリを作ることができればあらゆる企業で必要な人材になることができ、自らサービスを公開し収益を立てることも十分可能です。アプリを作るための学習方法は無料の学習サイトから有料のスクールまで、学びたい方が思いっきり学べる環境は整っているので、あとは実際に学習を開始するだけだと思います。もしプログラミングに向いていないと感じて、どうしてもスキルを身につけることができない場合は、アプリ制作を外注して作る方法もあります。必ず全ての作業を自分で手を動かして作る必要はありません。ぜひこの記事を参考にして、言語を決めて学習をスタートしてください。

 

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