withコロナ

新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの日常生活は大きな変化を強いられるようになった。特に旅行やショッピングなどの外出をできるだけ控ええるようにしなければならないことによって、店舗経営は大きな打撃を受けた。この状況は今後もしばらく続きそうであり、収束までには当初の予想よりもはるかに長期にわたりそうである。あるいは元の状態に戻ることは不可能である、との見方もある。
店舗経営においてはコロナ対策としてアルコール消毒の徹底、顧客や店員との密接をできるだけ避ける、またマスクの着用を励行するなど感染のリスクをできるだけ避けなければならない。ただしこうした予防策を厳しくすればするほど、顧客の足も逆に遠のいてしまうというデメリットもある。
このような状況下で、店舗経営やブランド運営においては、デジタル化がもはや欠かせない。すなわち実店舗に実際に足を運んでくれる顧客が元の水準に戻ることを期待するだけではなく、インターネットをうまく活用して売り上げ増につなげることを考えなければならない。具体的にはネット通販を導入するなどして、顧客が店舗に行かなくても自宅で商品を購入できる仕組みを積極的に展開すべきである。withコロナの時世にこのようなデジタル化へのシフトが急務とされているが、これは世界各国と比べて日本がデジタル化への遅れを象徴しているものともいえる。スマホが若者だけでなく中高年にも広く普及している今日において、経営戦略としてのIT化も今後の大きな課題である。