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非計画購買

非計画購買とは、入店する前には購入予定ではなかった商品を購入してしまうことである。非購買計画の種類は4つに分類される。1つ目は「想起衝動購買」だ。これは家庭内で切らしていた生活必需品を思い出して購入するようなことを指す。例えば洗濯用洗剤が商品棚の目立つところに置いてあるのを見て、「そういえばそろそろ洗剤が切れそうだな…」と思い出して買うことである。2つ目は「純粋衝動購買」だ。店の売り場を見ていて「お、この商品はいいな」と思ったものを購買することを指す。例えばもともとお菓子を買うつもりはなかったけれど、新しい味のものが出ていたので買ってみたというようなことである。3つ目は「提案受入衝動購買」だ。これは店員に薦められた商品を買うようなことを指す。例えばドラックストアの店頭で「花粉症によく聞く薬を探してるのですが一番効く薬はどれですか?」と店員に相談して、店員がお勧めしてくれた商品を買うようなことである。4つ目は「計画的衝動購買」だ。これは入店前に、買うものは決まっているけれど決まった品目は決めていないので店に行ってから決めようというような購買することを指す。例えば、「玉ねぎを買うと決めているけれど、産地、サイズ、個数などは店に行ってから決めよう」というようなことである。店舗経営においてはこの日計画購買は客単価UPなどが狙える。例えば食品スーパーだとしたら入り口から入って「主導線」の周辺が最も目に付く所なのでその周辺に売りたい商品などをおけば非計画購買が働く可能性が上昇するなどマーケティングで使える。