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KPI

キー・パフォーマンス・インジケーターの略で、重要業績評価指数のことを意味する。つまり、成果に至るまで、目標とする事柄ができているかを測るための指標のこと。
KPIはビジネス戦略のシステムの1つで、経営理念に基づいた経営ビジョンを具現化するために策定されるものとなっている。
設定した戦略を実行するためには、財務や顧客の視点、業務プロセスの視点などがまとめられた「バランススコアカード」という指標を使って検討していく。検討するためにはさらに必要となる4つの視点があり、そのうちの1つがKPIとなる。
残りは目標の達成(KGI)、それを達成するための必要な要因(CSF)、モニタリング(観察)である。この4つを繰り返して継続的に改善していくと、理想としている経営ビジョンに近づいていくとされている。数値はツールで管理していく形になる。

経営者はこの数値を得に重要視しなければならない。売り上げをアップしたいが、実際にはどのようにすれば良いのか、現段階ではどの位置にいるのかなどはっきりと知ることが出来る指標だからである。店舗でゴールを設定すること、それに対して成功率が算出されるので、運営効率等を判断するのに役立つ。
ブランド運営を行う場合も同様で、自社のブランドが周囲にどれぐらい認知されているかを測定することができる。顧客がなぜそのブランドが好きなのか、さらに顧客のロイヤリティなど細かく分析して導けるメリットがある。KPIの管理・分析が不安な場合は分析専門の企業もあり安心して任せることができる。自社店舗の経営実態を把握できる強いツールと言えるだろう。