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来店分析を行う4つのメリット【方法と注意点あり】

マーケティング
  • hatena

顧客が来店した際にデータを集計して、新しい施策を検討する時などに利用したいけど、どのようにデータを分析すれば良いのか分からない企業は多いでしょう。

この記事では、来店分析の方法やポイントを解説しています。

これから顧客が来店した際の情報を分析しようと考えている企業や個人の方は、ぜひご覧下さい。

来店分析とは

来店分析とは、店舗に来た顧客について分析することを指します。

店舗によって来店する顧客層は全く異なり、業態や業種によってアプローチしなければいけない顧客は異なるでしょう。

どのような広告や媒体を確認して来店に繋がったのかや、顧客の年齢や性別などの顧客情報を調べることで、来店している顧客がどのような人材なのか知ることができます。

顧客の情報を詳しく知ることができれば、どのお客さんにマーケティングのアプローチを仕掛けると効果が出るか知ることが可能です。

ただ、お客さんが多くてカルテを記入して頂くことが難しい企業や業態はあるでしょう。その際には、目で判断できる情報を自社内で習得しておくなどで対策できますね。

セブンイレブンでは、レジをする際に顧客の年齢層を打ち込むので、どの年代の方が店を利用しているのかや、何を買っているのか詳細にデーターに落とし込むことができています。お客さんが多いのでカルテを書いて頂くのは難しいですが、目で判断できる情報だけでも習得しておくことで、どの年代が何を購入しているのかなどを情報として収集することが可能です。

来店分析によって店の顧客について深く把握することができるので、マーケティングの施策を考える際に大きく役立つでしょう。来店分析は、どの企業も行うべきですね。

来店分析を行う4つのメリット

先ほど来店分析について紹介しましたが、具体的にメリットを解説していきます。

メリットを把握することで、来店分析を行うべきか判断できますね。

どの施策に効果があるか確認できる

多くの企業は、広告や情報サイトの掲載などで認知を広げて集客を考えていますが、それぞれの施策でどれだけの効果が発揮できているのか把握できていない場合も多いでしょう。

来店分析を行えば、顧客がどの媒体で認知して来店したのか判断できます。美容室に来店した際に、カルテを渡されて希望の髪型だけでなく、どの媒体で弊社を知ったのか記載する欄があって記入した経験がある人も多いでしょう。

どの媒体で認知が広がっているのか確認できれば、マーケティングの戦略も広がりますね。

顧客について把握できる

来店分析は、顧客全体の情報を把握することも可能です。

・性別

・年齢層

・来店の際に閲覧した媒体

・購入商品

・来店時間

どれだけ顧客の情報を得るかで分析できる内容や範囲は変わりますが、「性別」と「年齢層」は見た目で判断できます。

顧客について把握できれば、施策の検討も行いやすいので、来店分析はやるべきと言えるでしょう。

経営の合理化

顧客の来店時間や購入商品を把握できれば、経営を合理化させることができます。

顧客の来店時間を予測できれば、それに合わせて人員の配置ができるので、無駄な人件費や来店した顧客の損失を防ぐことが可能です。購入商品を把握できれば、仕入数の調整や在庫管理が簡単になりますね。

経営を合理化していくのであれば、来店分析は必須と言えるでしょう。

顧客の店舗内行動を把握

分析ツールを使えば、来店した顧客が店内でどのような行動をしているかヒートマップで把握することができます。

スーパーマーケットや工務店などの大規模なお店では、導線によって売上が大きく変わりますよね。

現時点での導線が適切かどうか目視や数字で判断するのは難しいですが、ヒートマップがあれば簡単に把握できるでしょう。

顧客の店舗内行動を把握して、顧客が店舗内を全て閲覧できる導線を構築して下さい。

来店分析を行う3つの方法

それでは、来店分析をどのように行っていくのか、具体的な方法を紹介していきます。

これから紹介する方法は、誰でも簡単に行えるので、ぜひチェックしてください。

分析ツールを利用する

分析ツールを利用すれば、工数をかけることなく正確なデータを収集できるので、おすすめの方法に紹介させて頂きました。

注意点としては、導入に費用がかかる点ですね。マーケティングの予算が少ない方は、分析ツールではなく、アナログで情報を収集しましょう。

分析ツールは、顧客数が多くてカルテの記入などが困難な企業や、マーケティングの予算が多い企業におすすめです。

カルテの記入を促す

マーケティングに使える予算が少ない企業は、顧客にカルテの記入を促しましょう。

紙媒体で情報を管理するのは面倒ですが、エクセルなどに打ち込めば簡単にデータ管理ができるので、おすすめの方法です。

注意点は、顧客が面倒にならない程度の記載量にしましょう。美容院で理想の髪型などの欄を作るのは良いですが、記載欄が多すぎると本当に欲しいメールアドレスや電話番号の情報を得ることができません。

顧客が面倒にならない程度でカルテを作成することで、本当に欲しい情報を得ることができます。

目視で判断できる情報をまとめておく

顧客にカルテを書くような業態でない場合や、分析ツールを利用する予算が無いのであれば、目視で判断できる情報だけでも記載しておきましょう。

年齢や性別は、見た目である程度の判断ができます。

目視で判断できる情報だけでもマーケティングに役立つので、絶対にまとめておいた方が良いです。

来店分析を行う際のポイント


来店分析を行うのであれば、店舗や業態・業種に合った分析を行いましょう。

スーパーなどであれば、顧客の滞在時間や店内での行動を把握することで、導線の変更などの施策が打てますよね。

飲食店であれば、どのような商品が人気か把握することで、在庫リスクの軽減や売切れによる機会損失を防ぐことができます。

業態によって、どのような来店分析を行うのか異なるので、自社に合う方法を選んで分析を始めましょう。

自社にどのような分析を行えば良いか分からないのであれば、同業者がやっている方法を真似てみて下さい。

また、来店分析を行う際は、できるだけ多くの情報を持っていた方が良いです。先ほど紹介したセブンイレブンのように、目視で判断できる情報だけでも収集しておいた方が良いですが、より詳しく顧客を把握できればマーケティングの施策の幅が広がります。

詳細な情報を取ろうとすると工数はかかりますが、それだけマーケティングの施策の際に効果が発揮しやすいです。

顧客にカルテなどを書いて頂いても違和感がない業態であれば、積極的に書いて頂きましょう。来客数が多い飲食店などは、机の上にカルテを置いておけば、一定数は書いてもらえます。

スーパーやコンビニなどはカルテの記載が難しいので、目で判断できる情報を収集しておきましょう。

来店分析を行ってからの行動

来店分析を行ったのであれば、すぐに施策を検討しましょう。ある程度の情報量が集まれば、どのような顧客が来店されているか、どの年代が何を購入しているのか知ることができます。

そのデータを元に、顧客に合う施策でマーケティングを行えば、来店数が上がり利益に繋がる可能性が高くなるでしょう。

新規顧客になっていない年代や性別、リピートに繋がっていない年代や性別を知ることができれば、店舗の商品や雰囲気を変えるだけで改善できますよね。

どの商品が人気で、どの商品が在庫を抱えているのか把握できれば、仕入数などを調整して品切れによる機会損失や、在庫を抱えてロスするリスクを抑えることが可能です。

また、今までの経営で良かった点と、改善するべき点が洗い出されます。

改善するべきポイントが把握できれば、PDCAを回しながら施策を繰り返すだけです。

改善点を直すことができれば、自然と顧客のリピートや新規顧客の再来店に繋がります。

どのような施策を行うべきか悩んだら、ネットなどで調べてやってみましょう。できるだけ多くの施策を試すことで、どれが最も成果が出るか判断できます。

来店分析を行っても、新しい施策を打たなければ意味がありません。施策に対して案が多く出てこれば、全て試すくらいのスピードでPDCAを回して下さい。

来店分析についてのまとめ

この記事では、来店分析についてまとめました。

顧客が来店しているにも関わらず、データを取っていない企業は多いでしょう。それだと、どのような施策を打てば良いのか判断することができません。

既存の顧客を把握することで、リピートに繋げたり、新規顧客のターゲットを選定できます。

また、できるだけ顧客の情報を詳細に収集した方が、より良いマーケティングの施策を検討することが可能です。カルテを記載させられる業態であれば、顧客に負担がかからない程度の記載欄を作って情報を収集して下さい。

カルテを顧客に記載させるのが難しい企業や店舗は、目視で判断できる情報を収集しておくことをおすすめします。

顧客が来店した際に丁寧な分析をしておくことで、これからのマーケティング施策に利用することが可能です。