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売れるお店の特徴とは?自分のお店は繁盛店の条件に当てはまる?

お店 繁盛店 ショップ

 

繁盛しているお店、売れるお店の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは新規のお客様に来ていただく集客方法、リピーターのお客様を増やす取り組みなど、繁盛店の法則や繁盛店の作り方についてご紹介します。

さまざまな業種や業態で活用いただける内容をお伝えしていきます。

繁盛店の法則・条件とは?売れるお店の特徴とは?

繁盛店 条件 法則

繁盛店になるための前提として大切なのが、やはり“考え方”です。たとえば「自分のお店がもうからないのは、景気が悪いからだ」とぼやいてはいませんでしょうか。でも、どうでしょう。世の中には、もうかっているお店はいくらでもあります。

 

では、一体その差は何なのか。もちろん緻密な戦略も大切ですが、まずは現実を受け入れ、ポジティブに物事を考えていくことが大事となります。

 

「どうせダメだ」と否定するのではなく、「じゃあ、どうすればいいのか」「ならば、こうしてみよう」というように、事実を冷静に受け入れ、改善策に向けて動いていく。そのような“ポジティブシンキング”を持っているオーナー様や店長が、やはり繁盛店には多いのです。繁盛店になるにはまず、この“気持ち”の部分を意識することが重要です。

 

売れるお店の特徴を実際に調べてみると、業種や業態が違ったとしても参考になる多くのことがあります。繁盛店の作り方とは、どのようなものなのか。

 

ここでは、まずは現実的な客単価と回転数を把握することからはじめ、新規集客やリピートを増やすための仕組み作り、つまり繁盛店に必要な集客方法を確認。さらには、おもてなしとサービスを向上させるための取り組みなどをご説明していきます。自分のお店に合った繁盛店の作り方を見つけるその前に、繁盛店に必要な法則とは何かを見ていきましょう。

 

【繁盛店の作り方その1】 客単価と回転数を計算する

客単価 回転数

繁盛店になるために、まずは把握しておきたいのが、自分のお店の適正な客単価と回転数です。ここを押さえておくことが、繁盛店になる前提条件としては重要です。
ここでは、飲食店を例にとってみて、正しく客単価を割り出す流れを見ていきます。

 

まずは、来店されるお客さまが滞在時間内で注文される品数を想定してみます。
居酒屋で二人のお客様が来店され、1200円のフードメニュー2皿、300円のドリンク2杯を注文したとします(ここでは分かりやすくするため、金額は固定にしてあります)。

 

フードメニュー2皿=1200円×2=2400円
ドリンク2杯=300円×2=600円
合計=3000円
客単価=1500円(3000円÷2人)

 

上記のようになります。では、この客単価1500円をもとに、適正な回転数を計算してみましょう。

 

たとえばこの飲食店の規模が、15席、月額賃料が15万円だったとします。賃料は一般的には店舗の売上の10分の1におさえることが法則とされていますので、この場合は最低でも月額150万円の売上が必要となります。月25日営業だとして、1日あたりの売上は6万円となります。

これを客単価で割ると…

 

 1日あたりの最低来客数=150万円÷25日÷1500円=40人

 

席数が15席なので、約2.7回転すれば最低限の売上目標を達成できます。ただし、1テーブルすべての席が埋まるわけではありません。

 

たとえば4名卓のテーブルだったとしても、3人連れのお客さまもいれば、2人連れのお客さまもいます。こういう場合を想定して、満席稼働率を考慮する必要があります。この満席稼働率を75%にして計算すると、以下の回転率が現実的な数字となります。

 

回転数=3.6

 

このように現実的な客単価と回転数をしっかりと把握しておくことが、繁盛店を目指す第一歩となります。

【繁盛店の作り方その2】顧客数の増加と維持を試みる

顧客数 仕組み

新規集客のための仕組みを持つ

お店を開店しただけで何もしなければ、お客さまには来ていただけません。まずは多くの人にその存在を知ってもらうための集客が大切です。積極的に情報発信していく必要があります。

 

たとえば自分でもできる手軽な方法として、インターネットを利用するとよいでしょう。お店専用のブログを作ったり、もしくはお店のホームページを作って、メニューやアクセス情報などをしっかりと伝えたりします。その他にもSNSで情報発信するのも有効な手です。

 

店内や看板メニューの写真をアップし、より魅力的な情報を文章で伝えます。友だち同士で情報がシェアされることで、拡散されることも期待できます。

 

また、地域のクーポン誌やタウン誌への掲載も集客方法として最適です。出版社など第三者の目線で伝える記事であれば、店舗への信頼性も高まり、エリア内の見込み客にしっかりと情報を届けることができます。

リピーターを増やす仕組みを持つ

新規のお客さまに来店いただいたとしても、一度きりしか来てもらえないのでは意味がありません。しっかりとリピートしていただけるような仕組みを作ることが大事となります。

 

リピーターをいかに獲得できるか。この部分も繁盛店の条件として大切です。リピートしていただくためには、まずは商品やサービスを工夫してみましょう。そのためには地域の競合店の商品やサービスをしっかりと研究することが大事となります。そのうえで、自分のお店を選んでいただけるような商品・サービス、リピートしたくなるようなものを作っていきます。

 

一方で、リピートを促す集客方法を考えることも大事となります。特に有効と言われているのが、クーポンとスタンプカードの活用です。

たとえばクーポンであれば、「次回のご来店時に、10%OFF」「○回ご来店で、飲み放題15%OFF」など、リピートすることでお得になる特典を盛り込みます。また2回よりも3回、3回よりも4回というように、来店回数が増えるに従って豪華な特典を用意していくのがおすすめです。来店のたびに顧客満足度が高まり、常連客となってくださる可能性も高まります。

 

また、再来店を促すスタンプ・ポイントカードもリピーター獲得には有効であり、繁盛店に必要な集客方法として欠かせません。これもクーポンと同じように、来店数が多ければ多いほどお得になるような仕組みにしていきましょう。

たとえば「3回来店したら、4回目には20%OFF」「50回来店したら、VIP会員になって毎回5%OFF」など、満足度を高めていきます。このスタンプカードですが従来は紙のものが多かったのですが、最近ではスマホアプリ型のスタンプカードも多くの店舗で導入されています。

【繁盛店の作り方その4】サービスの改善点を考える

サービス 改善

おもてなしとサービスに力を入れる

お客さまがそのお店を選ぶ理由は、何も商品の魅力だけではありません。スタッフのサービスの良さが決め手となって来店される方も多くいらっしゃいます。これも繁盛店となる条件の一つです。

 

おもてなしの心を持って対応できるように、スタッフを教育していく必要があるのです。繁盛しているお店の大半は、笑顔で丁寧に接客してくれるところばかり。とはいえ、サービスの質の向上を従業員任せにしてしまうのは、経営側の怠慢です。

 

放っておいても質の高いサービスを提供できるスタッフばかりではありません。しっかりとした接客マニュアルを作り、従業員に実践してもらうことが大切です。スタッフによって接客の質に差が出てしまうことを防ぐためにも、店舗内で統一的な接客基準を設けて、マニュアル化しておくことが大切となります。

【繁盛店の作り方その5】 繁盛店を見習う

実際に繁盛しているお店を訪れてみるのも良いでしょう。地域の中で最も繁盛しているお店はどんな商品やサービスを提供しているのか。
たとえば飲食店の繁盛している理由を確かめるならば、実際にそのお店のメニューを食べ、接客サービスを受けることで気づけるポイントも多くあると思います。

 

もちろん自分のお店がある地域内だけでなく、違うエリアの繁盛店を視察することも大事です。その繁盛店の集客方法はどのようになっているのかなど、様々な繁盛店の情報をこまめに収集・分析していくことで、自分の店舗でも応用できる施策を見出すことができると思います。

 

様々な繁盛店の条件、売れるお店の特徴などを集めながら、自分のお店に合った繁盛店の作り方を見つけていきましょう。

<まとめ> 自分のお店に最適な繁盛店の作り方を見つけよう

いかがでしたでしょうか。繁盛店を目指した集客方法や繁盛店に必要な条件などをお伝えしてきましたが、売れるお店の特徴は業種が違っても共通していることが多くあります。

 

繁盛店にするための法則を理解することももちろん重要ですが、事実を冷静に受け入れ、改善策に向けて動いていく“ポジティブシンキング”が大切です。苦しい状況であったとしても、前を向き続ける強い気持ちを持ってください。

 

自分の飲食店を繁盛させるためにはどうすればよいのか、地域でNo.1の美容室になるためにはどうすればよいのか。ここでご紹介したことを参考にしていただきながら、自分のお店に合った繁盛店になる法則を見つけ、実践していただければと思います。

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