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感情にリーチできる!? Twitterを使ったマーケティング

マーケティング
  • hatena

Facebook、Instagram、TwitterなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、その他ウェブメディアが続々と新しい広告を出しています。

その中で今回は、Twitter広告の特徴についてご紹介します。

Twitterマーケティング-Twitter広告の特徴

Twitterマーケティング-Twitter広告の特徴 イメージ画像

Twitterと言えば主に若年層に人気の140文字のつぶやきを投稿(ツイート)できるSNSで、芸能人から一般人まで全世界で2億人以上の利用者がいることでも有名です。投稿数は一日当たりなんと5億ツイートもあり、そのほとんどがスマホからの利用です。

Twitter広告の魅力は即時性と拡散力です。ユーザーのツイート内容や検索履歴から「花粉症で困っている人」や「タピオカが好きな人」などを推定して、広告を配信できます。配信された広告は、「いいね」や「リツイート」されることで、その広告に反応した人のフォロワーにも広まっていきます。すなわち広告によっては、予算以上の話題の広がりが生まれるチャンスがあります。

また、Twitter広告では、大規模なキャンペーンの開催や割引クーポンの発行など、Twitterを活用したクリエイティブなプロモーションを実施することができます。課金制度は、ツイートを「返信する」「リツイートする」「お気に入りに登録」「開く」などの行動を行った場合と、広告に対して具体的にアクションを起こした場合に費用が発生する仕組みになっているのでバナー広告などで多く用いられているクリック課金と比較しても費用対効果は高いと考えられます。

Twitterマーケティング-Twitterの特徴

Twitter利用率

以下の図はスマートフォンユーザーのTwitter利用状況です。Twitterはスマートフォンユーザーの使用時間の約1割を占めています。また、スマホユーザーの中での利用率は約6割と高い割合になっています。

インターネットユーザーのTwitter率出典:公式ラーニングポータル データで見るTwitter(ツイッター)

拡散力とリアルタイム性

Twitterはユーザーが気軽に投稿でき、返信やフォロー、リツイートすることができるため、他のソーシャルメディアにはない拡散力を持っています。またユーザーがフォローしている他のユーザーや企業からの投稿はタイムライン上にすぐ表示されます。広告も同様に、配信したい時にすぐにユーザーに届けることができます。

拡散力とリアルタイム性出典:yahooマーケティングソリューション Twitter広告

また、Twitterは情報がリアルタイムなので、ユーザーの声を拾いやすく、PC、iOS、Androidなど、どんなデバイスでもアクセスされ、リツイートやフォロワーが短期間で波及的に増えていきます。

「旅行にいきたいー!」
「女子会するぞー!」
「〇〇のショップにいったら服が欲しくなった!」

等のツイートに対して、①のツイートに対しては旅行の広告を出し、②に対しては飲食店の広告を、そして③にはファッションEC等の広告を出すことが出来ます。

感情ターゲティング出典:公式ラーニングポータル ターゲティングで「Twitter広告」を極める!

Twitterマーケティング-感情でターゲティング

さらにTwitter広告の利用を検討する上で押さえておきたいのが「Twitter広告はユーザーの”感情”でターゲティングができる」という点です。原則140文字という短い文章でコミュニケーションを行っていくTwitterでは他SNSよりも比較的感情が表に出やすいと言えます。
たとえばTwitterは、ツイート内容に「彼氏できた」というキーワードが含まれるユーザーをターゲティングできます。

”「彼氏できた」とツイートする人は230万人”

「彼氏できた」とツイートする人は230万人出典:公式ラーニングポータル データで見るTwitter(ツイッター)

これにより、「恋愛に興味がある女子」向けの商品や「サービス」を訴求することができます。

他の媒体にはないこのような感情でターゲティングができることも、Twitterの特徴と言えそうです。

また、Twitterが選んだ25のジャンルと、350の小カテゴリーの関心事の中から、宣伝したい商品に興味がありそうなターゲットを選択することもできます。

Twitter ターゲティング出典:LIG INC Twitter広告とは?ツイートをプロモーションに活用したマーケティングまとめ

健康に興味のあるユーザーやグルメに興味のあるユーザー、ファッション感度が高いユーザーに対して細かくセグメントを切ることでより関心度の高いターゲットにリーチをする事ができます。

Twitterマーケティング-事例と分析ツールの紹介

Twitter広告の事例「グリコポッキー」

Twitter ポッキー出典:LIG INC Twitter広告とは?ツイートをプロモーションに活用したマーケティングまとめ

グリコポッキーは、11月11日の「ポッキー&プリッツの日」にちなんで、「24時間に最もツイートされたブランド」としてギネス世界記録を樹立しようと呼びかけるキャンペーンを実施しました。プロモトレンドおよびプロモツイートを使い、キャンペーンの告知とツイートの呼びかけを行い、キャンペーン当日も、時間帯によって異なったクリエイティブを展開することで、ユーザーに飽きさせない工夫をしました。

結果として、11月11日におけるツイート数は371万44、Twitterユーザーの購入率はキャンペーン前の4倍まで上昇しました。

分析ツール「NTTデータ なずきのおと」

注目されているTwitterですが、つぶやかれているテキストを一件一件みて確認していくのは大変ですが、そんな確認作業を圧倒的に簡易にしてくれるサービスがあります。NTTデータの『なずきのおと』は通常のキーワード分析に加えて、感情(好き、嫌いなど)の分析も可能で、ネガティブなつぶやきなど炎上監視としても利用することができます。

なずきのおと出典:NTTデータ「なずきのおと」

Twitterマーケティングまとめ

スマホユーザーの6割が利用するなどユーザーの利用率・接触時間が高く、「拡散力」と「リアルタイム性」が強みのTwitter。Twitterユーザーは比較的若年層が多く、情報感度も極めて高い層がそもそも集まっているので、そのようなユーザーがメインターゲットである商材の場合は、今後非常に有効なマーケティング手法と言えるでしょう。

ユーザーの関心度の高いキーワードや感情に合わせた広告配信が出来るというのも魅力的な点です。多くの企業がTwitterアカウントを作って試行錯誤しています。ますます注目されていくTwitter広告を利用して、費用対効果の高いネット上のプロモーションを行ってみてはいかがでしょうか?