店舗未来ラボ

フリマアプリはなぜ人気なの?

投稿日:2016年05月29日 最終更新日:2020年06月04日

近年、メルカリやラクマなどのフリマアプリを利用して商品の売買を行っている話をよく聞くようになりました。
ニールセン株式会社が行った調査によると、現在、オークション、フリマサービスの利用者は3300万人を超えているといいます。フリマアプリは大変に人気となっているのです。
Amazon.comや楽天市場のようなネット通販(BtoC)に加え、フリマアプリ(CtoC)が盛んになることで、ファッション業界や消費者にはどのような影響があるのでしょうか?
人気のフリマアプリの現状を紹介しながら考えていきたいと思います!
 

フリマアプリ調査実態

フリマアプリの利用経験

「フリマアプリの利用経験」についての問いに対して、現在利用している人は22.0%、過去に利用したことがある人は13.7%となりました。
 
フリマアプリの利用経験者は合わせて35.7%となりました。2015年と2016年の現在利用している人を比較すると、2015年は17.7%、2016年は22.0%と、ここ1年で4.3%の増加をしています。
フリマアプリの利用経験

出典:急上昇のフリマアプリ 人気の理由は?MMD研究所調べ

 

フリマアプリでどういうものを購入するのか?

「フリマアプリで買ったことがあるもの」についての問いに対して、最も多かったのは「レディースファッション」で41.1%、次いで「エンタメ・ホビー」で32.2%、「本・コミック・マンガ」で25.6%となりました。
フリマアプリで買ったことがあるもの

出典:急上昇のフリマアプリ 人気の理由は?MMD研究所調べ

 

フリマアプリを利用したきっかけは?

「フリマアプリを利用しようと思ったきっかけ」についての問いに対して、最も多かったのは「テレビCMを見て」が37.0%、「友人知人からのクチコミ」が25.0%、「スマートフォン広告を見て」が22.5%となりました。2015年の結果と比較すると、「スマートフォン広告を見て」が26.6%となり、「友人知人からのクチコミ」を上回っています。
フリマアプリを利用しようと思ったきっかけ

出典:急上昇のフリマアプリ 人気の理由は?MMD研究所調べ

 

フリマアプリ人気の理由は?

「フリマアプリを利用した理由」についての問いに対して、最も多かったのは「安く買えるから」で52.6%、次いで「簡単に利用できるから」が44.3%、「不要なものが売れるから」が40.1%、「お小遣い稼ぎができるから」が39.2%となりました。
 
「いらなくなったものが売れる」という売り手市場の割合よりも、「安く簡単に買える」という買い手市場の割合が多いことが、フリマアプリの利用者を定着させる大きな要因となっていることがわかります。
フリマアプリを利用した理由

出典:急上昇のフリマアプリ 人気の理由は?MMD研究所調べ

 

フリマとオークションは何が違うの?

個人間取引といえばネットオークションを連想する人も多いと思いますが、フリマサービスの大きな違いは、固定の価格での取引が基本である点です。
 
オークションはより高い価格で売ったり、安い価格で落札できたりする可能性もありますが、時間と手間がかかるデメリットがあります。
その点フリマアプリは出品も購入も少ない手間で行えるのが特徴です。
 
また、個人間取引の不安点として料金を支払ったのに商品が届かなかいケースなど、お店との取引とは違い、トラブルに合いやすいというリスクはあります。
 
しかし、現在公開されているフリマアプリの多くは安全に取引ができる仕組みを導入しています。
商品代金を一旦サービス提供企業に預け、商品を受け取ってから支払われる仕組みとなっており、お金を払ったにもかかわらず、商品が届かないというトラブルが避けられます。
 
また、出品者の本人確認を必須にしているサービスも多く、その点も安心に取引ができるポイントとなっています。
 

人気のフリマアプリ

メルカリ

メルカリ

出典:メルカリで30万円を売り上げるために工夫した3つのこと

株式会社メルカリが提供する「メルカリ」は2014年から一気に利用者を伸ばし、現在ではアプリのダウンロード数が国内7,100万、米国3,750万となっており、もっとも利用されているフリマアプリとなっています。
フリマアプリの多くは女性向けのものが多い中で、男性カテゴリが用意されているのが特徴です。
テレビCMの中で安心・安全と謳っているように、商品がユーザーのもとに届いてから、出品者へと入金がされるシステムなので、詐欺に遭いにくい仕様となっています。
 

ラクマ

ラクマ

出典:フリマアプリ ラクマ : 出品手数料が無料!支払いは楽天スーパーポイントも使える!楽天のフリマアプリ!

楽天が2014年11月に開始したフリマアプリ。名称は「楽天フリマ」からきています。
ターゲットは特に絞らず、幅広いカテゴリを用意しています。
出品手数料、販売手数料、決済手数料はすべて無料で提供し、支払い時に楽天ポイントも利用できます。
 

PayPayフリマ

出典:ヤフー、フリマアプリ「PayPayフリマ」を提供開始

Yahoo! JAPANが提供する、2019年10月にリリースしたばかりのフリマアプリです。
名前の通りスマートフォン決済サービス「PayPay」と連動していて、「PayPay残高」がお得に貯まるのが特徴です。
また出品条件にマッチした「ヤフオク!」の商品が閲覧・購入できます。
 

minne

出典:GMOペパボ:国内最大のハンドメイドマーケット「minne」アプリダウンロード数が1,000万件を突破

GMOグループが提供するハンドメイトに特化したフリマアプリです。
元々はWEBサービスから始まり、アプリのダウンロード数も1000万を超える人気アプリです。
お店では買えない1点モノだけを扱うことで他のアプリと違う独自性を打ち出しています。
 

オタマート

出典:“オタク”向けフリマアプリ「オタマート」内に、公式ショップがオープン

株式会社jig.jpが提供するオタクグッズに特化したフリマアプリです。個人同士の売買はもちろん、フリマ売買の売上で最新のグッズを購入できる公式ショップもあり、新作も中古も一つで完結するように作られています。
また「先生にしたいアニメキャラは?」などのアンケートも定期的に行っており、フリマ以外の楽しさも提供しています。
 

まとめ

フリマアプリの人気の秘密は「スマホ一つで簡潔に売ったり、買ったりできる事」「オークションよりも手間が少なく、またリスクの少ない仕組みである事」「買い手に取っては個人が値段をつけるので比較的安く欲しいものが手に入る事」「売り手に取っては、自分で納得する価格をつけられる事」「たくさんある商品の中から意外なものを発見する喜び」などがあるからだと思います。
今後、ますますフリマアプリ市場は拡大しネット通販(BtoC)に並ぶ大きな消費市場の柱となり消費マーケットは変化をしてくことになるでしょう。
実店舗をメインとした販売をしている企業にとっても、この流れをうまく取り込みつつネット・実店舗の相乗効果が得られるようなO2O施策を考えていきたいものですね。
ちなみに、、、
記載しました通り、ネット上で完結する販売手段は非常に重要ですが、実店舗の売上向上を考慮した施策が重要なことも事実です。
特に実店舗では、「顧客のデータがとりにくく、再来店のきっかけ作りが難しい」などの課題を抱えている店舗が非常に多いです。
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