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ターゲティング

ターゲティングとは、マーケティングプランにおいて、「どの市場で勝負するか」を決めること。大きな市場のすべてを対象にマーケティングを展開していたのでは戦略が不明瞭で、リソースも不足してしまう。そのため、より効果がある市場に狙いを絞る必要がある。ある商品に反応のある市場は拾い上げるが、反応のない市場は切り捨てるのである。 ターゲティングを行う際には「6R」というフレームワークが有効である。6Rは市場規模、成長度合い、優先順位と波及効果、顧客へのリーチ、競合の影響、市場への効果の観測などで、6Rに沿ってターゲットを設定することで、より戦略的なマーケティングプランが決定できる。 ブランド運営でのターゲティングは、まず、しっかりとしたセグメンテーションを行うことが重要である。エッジの効いた感度の良いセグメントとなるように市場を細分化する。しっかりとしたセグメントが得られれば、そのセグメントへのマーケティングプランとして使う商品の特性、競合他社とのバランス、市場への影響力などを考えながら、最も効果的なマーケティングプランを検討する。同時に、自ブランドの強みも把握しておく。競合他社にない自ブランドの強みを評価してくれるターゲットに、自ブランドの強みが届くよう、強くアピールする。 「うまいセグメンテーションで上手に細分化された市場の」、「そのセグメントの中で、うまくターゲティングを検討し」、「選んだターゲットに自ブランドの価値を発信する」。 これが、STPマーケティングの流れとなる(セグメンテーション → ターゲティング → ポジショニング)。