店舗経営のDX(デジタルトランスフォーメーション)を科学するウェブマガジン

スタンプラリー

スタンプラリーとは、複数の店舗を回ってスタンプを集め、完成すると特典を得られる販促手段の一つ。複数の店舗とはチェーン店複数店舗であったり、〇〇商店街など、ある地域の店舗のグループであったりする。スタンプカードは紙のほか、スマホなどモバイル機器を対象に、アプリによるデジタルスタンプも可能である。 紙ベースのスタンプラリーではラリーが完成した後はカードが捨てられる可能性が高いが、アプリだと、次のイベントにつなげるよう制作しておけば、新規顧客が増え、さらにその顧客の多くは引き続き残ってくれる可能性がある。 店舗経営でスタンプラリーを取り入れると、グループの中の一店舗として、多くの顧客に認知してもらえるメリットがある。 扱う商品、サービスがどんなに素晴らしくても、どんなにコストパフォーマンスに優れていても、顧客に知られていなければ顧客は寄ってくれない。しかし、自店舗を自力だけで宣伝することは非常に難しい。そんなわけで、例えば、「〇〇商店街の中の店舗△、店舗□、自店舗xx…スタンプ5個で商店街共通商品券進呈」という風に、地域のキャンペーンに乗っかり、期間中に来てくれた顧客を精いっぱいのおもてなしで迎えて、自店のファンになってもらい、新規顧客を増やす。そんな機会にすればいい。地域商店街について述べたが、チェーン店でも同じで、例えば近隣に5店舗のチェーン店があれば、スタンプ3個でチェーン店共通クーポン券進呈などといった運用となる。 スタンプラリーのキャンペーン中は、参加の各店舗はスタンプラリー参加店舗の地図を大々的に貼り出し、来店客に各店舗の存在をアピールするなど、宣伝をしっかりと行う。