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セグメント

セグメントとは、似た購買行動をとる顧客層の集まりのこと。セグメントはマーケットの中から対象を絞り込むために有効であるが、ポイントとする軸の設定が非常に重要であり、非常に難しい。セグメントとして拾い上げるデータを外さないこと、切り捨てるべきデータを拾わないことでエッジの効いたインパクトのあるセグメントとなる。 セグメントを得るには顧客を、ある共通の属性でいくつかのグループに細分化し、どのグループにどんなマーケティングプラが有効かを検討するが、グループに細分化する作業をセグメンテーションといい、それぞれのグループをセグメントという。 店舗経営、ブランド運営でセグメントの活用は、効果的に使えばとても有効であるが、適切なセグメンテーションがなされていないと、セグメントの輪郭がぼやけてしまって効果が目減りしてしまう。例えば、「27歳男性:4件/29歳男性:6件/32歳男性:5件/34歳男性:5件」というマーケットがあったとき、これを、「20代男性/30代男性」といったセグメントで考えると、「20代男性:10件/30代男性:10件」となる。一方、「26歳~35歳男性」というセグメントで細分化することができれば、「26歳~35歳男性:20件」と、エッジの効いたインパクトのあるセグメントが得られる。 こうして得られたセグメントに対して効果的なマーケティングプランを検討、実施することで同じ属性の顧客を増やし、拡販を狙う。