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再来店率

再来店率とはリピート率ともいい、新規の顧客のうちどれくらいの人が再びお店に来店してくれるかを表す比率のこと。マーケティングを行う上で大切な指標の一つである。しかし、似て非なる指標に「リピーター率」というものもあり、混同しないようにしよう。 再来店率は、再度来てくれる顧客を表す数値であり、上げることが望ましい数値である(一方のリピーター率は必ずしも上げるべき数値ではない)。再来店率を高めるには、繰り返し顧客に購入してもらう必要があり、そのためには店舗、ブランドに対する顧客のエンゲージメントを高める必要がある。 繰り返し購入することが顧客にとってメリットとなるような環境を作ることも有効で、例えばポイント、クーポンの発行などがある。 店舗において再来店率を上げる意味は、顧客の中のリピート客を増やすことで、店舗にとっての優良顧客を増やすこと、つまりお店のファンを増やし、店舗を安定的に運営することである。 ブランド運営での再来店率も考え方は同様であり、再来店率を上げるために「メルマガ・DMで情報を発信する」、「ポイント制」、「クーポン券の発行」、「ランク別の会員制」など、顧客が再度お店に寄りたい状況を提供することが重要である。 再来店によるメリットは短期間に得られるものの方がいい。例えば、「来店20回で1000円分の割引券」よりは、「来店10回で500円の割引券」の方がいいわけである。