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QRコード

QR「Quick Response」コードとは、従来から用いられていたバーコードの機能を拡張した2次元のコードである。バーコードは白黒の線の幅や並び方によって数字や文字の情報を表現しているが、せいぜい13桁の英数字のみしか記録できなかった。一方QRコードは縦横の平面に白黒のドットによるパターンを表現することで情報を記録している。これによりバーコードよりも格段に多くの情報を記録することができ、例えば商品の名称や価格のほか、生産地、生産日、原材料など多くの詳細情報が格納できる。さらに文字列も自由に記載できるので、QRコードにスマホをかざすだけで見たいWebページへジャンプすることができるなど、これまでバーコードではできなかった使い方ができるのも大きな特徴だ。
このように大変便利なQRコードは様々なシーンで使用され、店舗では設置している端末にスマホのアプリを読み取らせることで現金を取り出すことなく決済が完了する電子マネー決済が可能となっている。また商品の在庫管理や社員の勤怠管理などにもQRコードが利用されている。
店舗経営をする上では、どの商品やブランドがいつ、どのような顧客に購入されているかという詳細な情報を瞬時に得られ、さらなる経営戦略に役立てられる。また顧客にとっても、例えば店舗で商品に付いているQRコードにをスマホをかざすだけでその商品やブランドの情報を知ることができるなどのメリットがある。