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プライシング

プライシングとは、マーケティング用語で商品やサービスにおいて価格を設定するという意味である。プライシングはマーケティングを行う時に取りかかるべき「マーケティングミックス」の構成要素の1つである。マーケティングミックスは4つの構成に分かれており、1つ目はProduct(製品)、2つ目がPrice(価格)、3つ目がPlace(場所)、4つ目がPromotion(流通)である。プライシングの目的は売上増大、利益UP、市場シェアの維持・拡大、価格の安定化、競合店舗への対抗などの目的がある。このようにプライシングには様々な目的がある為、価格設定をするにもいくつもの方法が存在する。例えば商品コストから価格を考える、需要から価格を考える、競合店舗の商品から価格を考える、顧客の心理から価格を考える方法などがある。近年、プライシングの中で注目されているのがダイナミックプライシングだ。ダイナミックプライシングとは需要と供給に合わせて価格を変動することである。この手法は航空券や、宿泊施設料金で一般的に用いられており、中でもコンサートのチケットやネットショッピングなど需要が一時的に高まるような商品やサービスなどに多く用いられる。店舗経営においてメリットなことは需要が高い時には高価格で売り切ることができ、需要が低いときには価格を下げることによって在庫が残ってしまうと言うようなリスクが少なくなると言うようなメリットがある。