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ネイティブアプリ

ネイティブアプリとは、特定の機種のパソコン、コンピュータ及びオペレーティングシステム上で直接実行可能なアプリケーションのこと。ネイティブアプリは対応していない機種、オペレーティングシステム上では作動しない。例えば、Windows10マシンで作動するExcelは、Windows95では作動しないし、AppleのMacPCでも作動しない。Windows95、MacPCでExcelを動かすには、それぞれ用に作られたExcelをインストールしなければならない。 一方、作動環境を限定するネイティブアプリに対して、作動環境を選ばないアプリということで、Webアプリがある。WebアプリはWebブラウザ上で作動するアプリであり、インターネットに接続されたPC(Windowsであれ、Macであれ)、タブレット、スマホなどで作動する。幅広い環境で作動するということは、それぞれの機能について最小側を考慮した方がいいわけで、例えば文字入力については、PCではキーボードにより1000文字を超える入力も可能であるが、スマホでの文字入力は長くても100文字程度までで、それを超える場合は入力を分けるように設計した方がいいだろう。 ネイティブアプリは機器に対して専用に設計されるため、同じ機構のアプリであればコンパクトに、且つ速度が速いものができる。また、システムの環境を十分に利用できるため、高機能、高性能なアプリが設計できる。 自店舗、自ブランドでアプリを開発するときは、例えばマーケティングツール、運営管理ツールなど規模の大きいアプリはネイティブアプリで設計し、オンラインショッピングシステム、オンラインポイント・スタンプなどの参照アプリはスマホなどからアクセスすることが多いので、Webアプリで設計するといった区別がいいだろう。