店舗経営のDX(デジタルトランスフォーメーション)を科学するウェブマガジン

MA

マーケティング・オートメーションの略で、マーケティング活動に自動化ツールを活用すること。
活用の仕方は様々で、LTVに重点を置いたり、ホットリード(見込み客)を絞ったりして、マーケティング活動を効率的に行っていく基盤である。
MAは2014年ごろから国際的に普及している。理由はCRMと連携できるようなツールが出てきたことだ。今まではCRMとMAは分断されており、収集したデータを連携して十分に活用することができなかった。しかし、MAツールの進化により部署同士の連携がスムーズに。結果、変化の激しい顧客のニーズに素早く対応できるツールとして認知され始めている。

MAを使う時は、KPIやKGIを明確に設定することで目標達成が速くなる。日本では認知度はまだ低く国内の導入率は10%ほどである。
だが、店舗経営には顧客の細かな行動履歴等といった情報が欠かせない。さらに顧客に対する最新の情報も常に更新していかなければならない。そのためにはMAのツールは不可欠である。MAを使いこなせるようになれば、インターネットの閲覧履歴から問い合わせ履歴など細かく分析し、その時々に合わせた商品をメールで提供することもできる。購入する周期などに合わせ購買を促すこともできる。
また、顧客が増えても質の良いサービスを維持し続けるためには、マーケティングを自動化して工夫していかなければ市場で生き残るのは難しい時代になっていくだろう。

MAのツールを取り入れる場合、ツールを理解でき最大限に活用できるようスタッフを育成していくことも必須である。