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LTV(顧客生涯価値)

ライフ・タイム・バリューといい、顧客生涯価値を指す。つまり、1人の顧客が最終的に企業にもたらす利益を意味する。
一人一人の利益に着目するようになった背景として、分析技術の向上や、サブスクリプションビジネスなどが活気になっていることがある。サブスクリプションとは、例えば月額支払えば1ヵ月使いたい放題といったサービスの提供方法のこと。
顧客生涯価値をCRMで解析し、ロイヤリティの高い顧客を重視することで、よりその企業に愛着を持てる好循環が期待できる。
数値化するために計算式があるが、販売の方法により2つに分かれている。

1、都度購入する商品
ⅬTV= 1回の購入単価×頻度×使用期間
この方法により、1人が1回購入した時、どれぐらいの期間使い続けてくれるのかを測定することができる。

2、サブスクリプション(定額制)
ⅬTV= 定額の料金×使用期間
データで管理しているためⅬTVを正確に把握しやすいのがサブスクリプション。解約率から使用期間の平均を取り出すことができる。

LTVを導入することは経営者にとって、授業の変遷が一番わかりやすい状態になる。

顧客がリピートしているが、リピートが減っているならその理由を解明するなど最も重要な課題に取り組むことにつながる。LTVを理解することで戦力も広まり売り上げアップを計画的に行っていくことができる。
店舗経営やブランド経営にとって欠かすことができない顧客のニーズに応えることができる。
導入することで、売り上げが低いがコストのかかる顧客、コストはかからないが売り上げが高い顧客などはっきりと数値として表れるため、大切にしていく顧客を洗い出すことができる。