店舗経営のDX(デジタルトランスフォーメーション)を科学するウェブマガジン

DX

デジタル・トランスフォーメーションの略。企業がデジタル技術を活用し、業務やマーケティングで優位に立つ仕組みのこと。2004年にスウェーデンのエリック・ストルターマン氏が提唱した。

DXを駆使していくことにより、事業を取り巻くITの変化に素早く対応し、安定して事業を継続していく、という概念である。
ITの変化に合わせるだけでなく、積極的に技術を利用することで優位な状態にする目的でも使用される。DXを取り入れることで、BCP(事業継続計画)など見通しも立ちやすい。
経済産業省はテクノロジーの進化を第4次産業革命と位置付けており、DXもあらゆる分野で重要な要素と見られている。現代でも既に存在する無人店舗などにも導入され、顧客が魅力的かつ斬新と思える取り組みを実現する手助けになっている。
DXの魅力は上記のように固定費の削減をすることができる点だ。人件費は最低でも約3割かかると言われており、加えて研修で育てていかなければならない。顧客とのトラブルが起きれば適切に対応できる人材には少なくとも年単位が必要とされている。また、人手不足の店舗ならば慢性的に補うこともできる。
DXを取り入れ、顧客とのエンゲージメントを高めた一例としてファッションサイト「ZOZOTOWN」がある。

・ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」
「ZOZOTOWN」は、アパレルのECサイトであり、商品取扱高は半期で3000億円を超えるほどの大手である。インターネット通販で成功した理由としてDXを取り入れたこと。
アパレル市場は試着できないため、通販は不向きとされていたが、市場の傾向を分析して見事に独自の方法を浸透させていった。