店舗経営のDX(デジタルトランスフォーメーション)を科学するウェブマガジン

データ・ドリブン・マーケティング

データ・ドリブン・マーケティングとは、「マーケティングプランのプランニング、意思決定を、データを重視して決定・判断・実行する」ということである。例えば、ある顧客の興味、関心事などの属性データと、最近の市場への関わり具合、最近とこれからの市場の状態から、彼が今後どのように市場に関わってくるかを予測する。この時、今までの経験や勘に頼った予想ではなく、データに基づいて予測するほうがより合理的であり、プラン、結果の評価も修正もやりやすい。 データを揃える方法はいろいろあるが、例えば自社ホームページの閲覧の詳細記録だったりする(ホームページの中の何をどの順番で見たか、それぞれのページにとどまった時間はどの位かなど)。 ブランド運営、店舗経営でデータ・ドリブン・マーケティングを取り入れると、マーケティングプランを検討する際にデータを基にするため、根拠のあるプランが組み立てられる。また、データを使うので、ある程度公式的なものが出来上がり、顧客の関心事がそれぞれ違った場合、その公式を使って別のプランが検討できる。この辺りは経験値や勘では分かりにくいところである。 コスト、リソースの面から、実際に稼働するプランは少ないのであるが、プランニングの段階では次点、次次点くらいまで綿密にプランニングしておき、いつでも切り替えられるようにしておけば外れた場合に救済できる。 あるアクションで得られた結果は、当然だがデータとして残しておき、次回以降、よりデータを吟味して効果的なプランニングに役立てる。