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ダッシュボード

ダッシュボードとは、マーケティングでは「様々なデータの中の必要なデータを拾い出して一か所にまとめて表示する機能」である。マーケティングツールのSFA、CRM、BIなどに機能として内包されていることが多い。ダッシュボードでは、システムで扱う多くのデータの中から必要なデータを選ぶことができ、一画面にまとめて表示できる。それぞれのデータには閾値を設定することができるものがあり、ある数値を超えると(下回ると)アラームが表示されたり赤字で表示されたりする。 ダッシュボードの便利な機能にドリルダウン機能、ドリルスルー機能がある。ドリルダウン機能は関連のある属性のデータについて深く掘り下げていく機能で、ドリルスルー機能とは、ある属性について、より広く観察する機能である。このように、ダッシュボードはデータを観察する機能に特化している。 ブランド運営ではマーケティングツールを利用していれば、ダッシュボード機能は備わっていると思われる。ダッシュボードの便利な機能であるデータの絞り込み機能で不要なデータは隠し、必要なデータのみを表に出して表示し、常時観察しよう。特にマークしておくべきデータには閾値を設定して、警戒域に入ったら知らせてもらおう。また、詳細表示機能が備わっていれば、各データについて、」さらに詳細、関連性を表示することができる。たとえは、新車の販売についてであれば、”1500cc” → ”赤色”など、条件を深堀出来るし、”港区の販売台数” →”では、渋谷区は?”と、幅広く観察できる。 ダッシュボード機能はマーケティングツールの機能の一部であるため、マーケティングツールをうまく使いこなして日々変わっていく市場の動きを把握し、タイムリーに的確な判断ができるようにしよう。また、ある程度のマーケットをツール無しで管理している企業では、自力でマーケティングデータを吸い上げ、判断するには限界があるので、マーケティングツールの導入を検討してみよう。