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顧客起点マーケティング

顧客起点マーケティングとは、潜在顧客を含むすべての顧客のマーケティングの媒体、購買までの行動や、購入に至らないまでも商品、サービスへの関心事をチェックすることで、具体的なマーケティングプランを立てていくこと。 普通、どのようなマーケティングをするにしても、想定できうる一般的なユーザーに対する購買行動を想定したり洞察してプランニングすることは定石であるが、この顧客起点マーケティングではさらにその分析をより客観的に、より論理的に行うことが特徴である。 顧客起点と似た言葉に顧客視点という言葉があるが、若干の違いがある。顧客起点は、ここまで述べてきたように顧客の行動、つまり、実際の広告への反応や購買行動をデータとして分析を行うこと。一方、顧客視点は推測での考察になる。もちろん、マーケティングプランではどちらの見方も大切ではあるが、プランを実際に進めていく段階においては、より現実的な分析が可能となる顧客起点マーケティングを用いるべきである。 店舗経営でのマーケティングでは、ごく当然のこととしてマーケットのセグメントを定めて顧客行動の分析、広告の有効性、販売目標の検証などを繰り返し検証するわけであるが、それぞれの段階の意思決定を推測で行われる顧客視点のマーケティングだと、意思決定を見誤ったり、アクションが後手後手になったりしてしまう。そこで、顧客起点マーケティングの手法を用いると、データを重視するので、データに裏付けられた施策がとられるため、サブアクションも検討でき、また、修正時もデータを基に検討できる。