店舗経営のDX(デジタルトランスフォーメーション)を科学するウェブマガジン

アプリマーケティング

アプリマーケティングとは、スマートフォン、タブレットなどのアプリケーションを使ったマーケティングのこと。モバイル機器はユーザーが日常的に触れているものなので、そこにアプリケーションを組み込むことで、より顧客との接点を増やし、コミュニケーションを図りつつ顧客のエンゲージメントを高め、販促につなげるマーケティングを展開できる。 デジタルマーケティングでは人々はスマートフォンを常用し、モバイルファースト、さらにはモバイルオンリーといった環境のモバイルユーザーも多くなってきている。そのような時代を考えた時、モバイルアプリケーションを通じたマーケティング活動は、有効かつ重要になってきている。 日本でもスマートフォンが普及し、ほぼ、1人が1台を所有する時代となっている。また、スマートフォンでインターネットに接続するときは、Webブラウザよりもアプリケーションを利用する場合のほうがはるかに多い。つまり、スマートフォンではWebブラウザから検索を辿っていくよりも、お店のアプリを使って商品を閲覧したり購入したりしている顧客が多いということである。この辺りは検索キーワードを入力し、出てきたページを順番に探していくWebブラウザよりも、アイコンにワンタッチでダイレクトに希望するお店につながる、利便性が受けているのであろう。 店舗経営、ブランド運営でアプリマーケティングを導入することは、現在のネット機器の主流であり、且つ多くの消費者に身近なモバイル機器をうまく活用した、ベターな選択と考えられる。 アプリの開発ではこちらからのセールスメッセージなどを受けた時に知らせるプッシュ通知機能、各端末が備えているGPS機能、店舗のポイントサービス、スマホ決済などを集約したアプリが考えられ、店舗側の管理システムでは、顧客をセグメントに分類し、それぞれの顧客に不必要な情報を一斉に発信するのではなく、必要な情報を必要な人に届けるようにする、顧客の意見を吸い上げるシステムを構築するなどが考えられる。 良いアプリケーションを作っても使ってもらえないと意味が無いので、例えばポイント、クーポンのサービスに便乗してダウンロードを促すなど、最初は特に積極的なマーケティングが効果的である。