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9割の人がクーポンを活用している!あなたは使っていますか

マーケティング
  • hatena

紙やアプリ上、メール配信のクーポンなど、「クーポン」は、効果的な集客、顧客囲い込みのためのツールとして欠かせない存在となっています。

今回はクーポンの利用実態や、スマホアプリの普及率について調査データをご紹介するとともに「どうしたら効果的なクーポン配信が出来るのか?」という事を考えていきます。

クーポンの活用状況は?

企業から配布されているクーポンを実際に利用した経験がある人は全体の85.6%。中でも直近1年間に利用した人は62.2%、女性20~40代で7割強を占めています。

この事から、主に女性がクーポンを使う傾向にある事が分かります。加えて直近1年間で利用した人が60%超えしている事から、最近では割とクーポンが使われるようになってきている事が分かります。

第2回の調査データを見てみると、「ファストフード」(44.9%)がトップで、「ファミリーレストラン」が33.6%、「スーパー」も33.6%、「ドラッグストア」が29.6%、「コンビニエンスストア」が22.3%と続きました。居酒屋では18.5%、その他飲食店は14.8%、デリバリー・宅配専門店は11.8%、美容室、エステ、マッサージ、ネイルサロンは10.1%、そして最も利用率が低かったのが家電量販店で8.9%でした。

ファストフードとレストランでクーポンの利用率が多いのは、お店の近くで紙のクーポンが配られたり、新聞と一緒に紙のクーポンが入っていたりする事が寄与していると考えられます。対して、家電量販店で最も割合が低かったのは、ファストフードやレストランに比べると利用頻度が下がる事も原因なのではないでしょうか。
クーポンの利用状況
直近1年間にクーポンを利用した店・サービス

出典:PRTIMES 【クーポンの利用に関するアンケート調査】直近1年間のクーポン利用者は6割強。携帯電話やスマホの画面を見せてクーポンを利用した人は5割弱、10・20代では7割

マイボイスコム株式会社2015年2月実施の『クーポンの利用』に関するインターネット調査より

どのくらいの頻度でクーポンを活用しますか?

普段どれくらいの頻度でクーポンを活用しているかについての質問では、「月に1回程度」が最も多く26.7%、次いで「3か月に1回程度」の17.7%となりました。その一方で「利用していない」人も19.5%となり、かなりの割合を占める事が分かりました。「週に1回程度利用している」という人が9.7%で、「年に1回未満の頻度」という人が9.2%と大体同じ様な割合になりました。「半年に1回程度利用している」という人が8.3%を占め、「年に1回程度利用している」という人は3.5%程度になりました。その一方で「ほぼ毎日利用している」という人や「週に2~3回程度利用している」という人が2.7%にとどまったことから、そんなに高い頻度で使われるものでもないという事が分かりました。

多くの人は日常的にクーポンを活用しているというよりは、上記のクーポン利用の業態で「ファストフード」や「ファミレス」などの飲食店が上位にある事からも、休日のお出かけの時や仕事の帰りに誰かと食事に行ったりした際に・・・などといった機会に利用する事が多いのかもしれません。

その一方でほぼ毎日や週に2~3回といったように高頻度で使う人はあまりいませんでした。ファストフードやレストランに次いでスーパーがランクインしていますが、日々のお買い物でわざわざクーポンを使う人はいないという事が分かります。

あなたは普段、どれくらいの頻度でクーポンを利用していますか?

出典:モバイルマーケティング研究所 9割の人が企業アプリのクーポンを利用した経験あり―MMD研究所調べ

MMD研究所2014年11月実施「クーポンの利用実態調査」より

活用頻度の高いクーポンはどこで入手したものですか?

最も利用頻度の高いクーポンについての質問では、「PCサイトで取得したクーポン」が最も多く44.0%、次に多かったのは「スマートフォンで取得したクーポン」で16.5%となりました。
あなたが最も利用頻度の高かったクーポンを教えてください。

出典:モバイルマーケティング研究所 9割の人が企業アプリのクーポンを利用した経験あり―MMD研究所調べ

どこからクーポンを取得しているかは年代によっても異なりますが、若年層ではスマホサイトからのアプリを積極的に利用するユーザーが多く、20歳代ではPCサイトからのクーポンが32.6%であるのに対してスマホサイトが24.7%と、スマホサイトから取得したクーポンを最も利用するというユーザーがPCサイトからのクーポン利用者の数に迫る数となっています。

あなたが最も利用頻度の高いクーポンを教えてください。

出典:モバイルマーケティング研究所 9割の人が企業アプリのクーポンを利用した経験あり―MMD研究所調べ

MMD研究所2014年11月実施「クーポンの利用実態調査」より

◆クーポンサイト・アプリの認知、利用経験
スマートフォンアプリから取得したクーポンのうち利用した事があるクーポンは、「店舗・ブランド・メーカーが提供しているアプリのクーポン」が最多で90.0%、次に多かったのが「クーポン専用アプリのクーポン」で55.0%という結果になりました。
あなたが利用したことのあるクーポンを教えてください。

出典:モバイルマーケティング研究所 9割の人が企業アプリのクーポンを利用した経験あり―MMD研究所調べ

MMD研究所2014年11月実施「クーポンの利用実態調査」より

利用したことのあるものについて尋ねた質問では、グルーポンやポンパレのようなクーポン専用アプリからクーポンを取得するよりも、店舗やブランドが提供しているアプリの利用の方が多くなりました。

営業時間やメニュー情報、キャンペーン情報などが確認しやすいため安心して利用できるのかもしれません。気になる店舗の情報を確認するためにアプリをダウンロードし、そこにクーポンが入っていることで「このおみせに行ってみよう」という動機付けがされるということも多いのではないでしょうか。

今話題のGoToトラベルの地域共通クーポンの活用について解説

皆さんもご存じの通り、新型コロナの影響で観光需要が冷え込んでしまった為、政府は旅行費用の最大35%を補助する「Go To トラベルキャンペーン」を開始しました。更に10月1日以降は旅行にかかる費用の割引に加え、旅行代金の15%に当たる「地域共通クーポン」が配布されています。

GoToトラベルの地域共通クーポンの登録を行った店舗がMAP上で公開されるようになったので、どこでクーポンが使えるかが一目でわかります。行くお店が決まったら「詳しく見る」をタップして、紙クーポンと電子クーポンのどちらが使えるのか、または両方使えるのか確認してから使うようにしましょう。

そもそも地域共通クーポンとは、1人1泊の場合は6000円、日帰りの場合は3000円を上限に旅行費用の15%を割引してくれるクーポンの事です。1人1泊で40000円かかったとすると、最大で旅行費用の割引14000円と地域共通クーポン6000円の援助を受ける事が出来ます。

旅行期間中限定で、旅行先の都道府県及びお隣の都道府県内の対象店舗で、代金の代わりに地域共通クーポンで支払う事が出来ます。この事業を取り扱っている店舗はホームページのマップで確認できる他、店頭に掲示されているポスターやステッカーなどで確認出来ます。

9割の人がクーポンを活用している!あなたは使っていますかのまとめ

上記の調査データなどから分かるように、消費者がクーポンを入手した場合ほぼ利用するということが分かりました。

利用頻度が高いのは紙のクーポンよりもPCクーポンが5割弱。

スマホクーポンの利用も20代などの若年層を中心に増えているため、これからクーポンを配布する際には、例えば20代をメインターゲットにするならスマホアプリのクーポンを、40代以上の場合にはPCのメールマガジンでクーポン配信をするなど、ターゲットとなる年代層によって配布方法を分ける事も大切なのではないかと思いました。

新規顧客の獲得や、来店の動機付け・リピータ獲得のためになくてはならない販促方法の「クーポン」。

ターゲットの特性や、「どんなクーポンなら利用してもらいやすいか?」などデータ分析をして効果的な配信を行いたいものですね。