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Google検索の新機能でお店の混雑具合が把握できる!

マーケティング
  • hatena

Googleは2015年7月に商業施設(店舗など)の「混雑する時間帯」がわかる機能を公開しました。

「できるだけ空いてる時間に行きたい!」という方にとっては大変嬉しい機能です。

また、お店側としても、混雑状況のデータを元に「タイムセールのクーポン配信」などの販促に活かす事も出来そうです。

Google 混雑する時間帯

出典:TC Google検索でショップや施設の混雑具合がわかるようになった!

Google検索で混雑具合がわかる!

例えば、Google検索機能を使って近くのショップ情報などを検索し、検索結果のタイトル部分をクリックすれば、これまでと同様に住所や電話番号、開店時間などの基本情報がわかるようになっています。

そのような情報に加え、新たに「繁忙時刻」などが表示され、混雑している時間帯がかんたんにわかるようになりました。

棒グラフ形式で表示されていて、日々の営業時間なども確認することができます。物を販売するお店だけではなく、飲食店やテーマパークでも訪問数の多い時間帯が出てきます。

お店の混雑している時間帯が曜日ごとにみられ、検索をした時間にリンクして「通常はそれほど混んでいません」「通常はやや混んでいます」と現在の混み具合も推測してくれます。さらに「この場所の平均滞在時間」まで知ることができます。

コーヒーショップや買い物、フィットネスクラブなどで待つことが嫌いな人にとって、とても便利な機能になるかもしれないとGoogleは説明しています。

この機能を活用すれば、「行列のできる店」にさほど並ばずに入店することもできるかも知れません。商業施設毎の「ラッシュアワー」を避けて、より効率的な時間管理ができるようになるのはうれしいことです。

Google検索で混雑具合を確認する方法

混雑する時間帯 使用法

出典:ITmediaニュース モバイルGoogle検索でお店の曜日別混雑時間帯を表示

Googleマップで「ブルーボトルコーヒー、ブルックリン」と入力すると検索結果に店舗のカードが表示されます。

これをタップするとカードが全画面で表示され、スクロールしていくと曜日別混雑時間帯のグラフがあります。

最初は検索当日の曜日のグラフになっていますが、右上の▼をタップすることで曜日を変えることも可能です。

スターバックスやIKEAでもエリアによっては見る事が可能

スターバックス
IKEA

出典:海外SEO情報ブログ 混雑回避に便利? 訪問数の多い時間帯をGoogleのモバイル検索とPC検索で調べる

東京ディズニーランド

東京ディズニーランド

出典:海外SEO情報ブログ 混雑回避に便利? 訪問数の多い時間帯をGoogleのモバイル検索とPC検索で調べる

さすがにディズニーランドは開園直後以外は空いてそうな時間帯がないようです。

他のアプリケーションとの違い

もちろん、これまでにも待ち時間を教えてくれるようなアプリケーションはありました。

たとえばレストラン向けにはNoWaitなどの混雑状況が分かるアプリや、ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどの人気テーマパークのでの待ち時間をおしえてくれるアプリもありますが、Googleは膨大な数のスマートフォンから情報を収集することで、待ち時間の情報などをより広範かつ高い精度で集めることができ、そしてその情報を「検索」というごく一般的な処理にあわせて提供することができます。

この機能は、現在全世界の100万店舗で提供されており、閲覧するのに特別に必要なものはなく、最新のモバイルブラウザを搭載しているスマートフォンを使ってGoogle検索を行ったり、あるいはAndroidのGoogle Searchアプリケーションを使って確認することができるのです。

Google検索で混雑具合がわかる仕組み

このような混雑具合などの情報は、「Google ロケーション履歴」を有効にしているユーザーから集計した匿名データをもとに割り出されています。

「Googleのロケーション履歴」は、Googleを利用しているユーザーのスマホの位置情報がGoogleに送信されることで、非公開のデータとして蓄積されます。

あるユーザーのスマホが特定のお店のある場所でしばらく止まっていれば、そのお店に滞在していると想定され、同様のデータが一定数集まるとGoogleに情報として公開されます。

この仕組みのおかげで、お店がどの時間帯に混雑しているか、お客さんの平均滞在時間はどれくらいかをユーザーが参考にすることができるのです。

そのほかにもロケーション履歴のデータは、通勤経路や交通状況、検索結果の精度向上に使用されているようです。

ただし、ロケーション履歴は、Googleのユーザーすべての位置情報がGoogleに送信されるわけではありません。位置情報をONにした上で、ロケーション履歴を有効に設定しているユーザーの情報が定期的に送られるシステムになっています。

ちなみに、ロケーション履歴の有効・無効はロケーション履歴は Google アカウントごとに設定することが可能です。

Google検索でわかる混雑具合がもたらす情報

Googleはユーザーにとって、より便利な情報を提供しようと進化を続けています。

ユーザーがGoogle検索を使うことで、お店に何人お客様がいて、混んでいるのか、空いているのかを知ることができるのは、とても便利であるだけでなく、もう1つの側面があります。それは、「カスタマーファーストの店舗にはお客様が来る」ことを証明するということです。

例えば、どんなに広告を打って、人気があるように見せているお店でも、サービスの質が悪ければお客様は集まりません。そんな状況もGoogle検索は筒抜けにして、ユーザーに提供しようとしているのです。

Google検索は、とても速いスピードで変化を続けていますが、その根底には「適切な情報」を「適切なヒト」に届けるという考えがあります。

今後もGoogle検索には様々な変化が起こる可能性がありますが、それに対して過剰に警戒する必要はありません。お客様から求められる適切なサービスを提供し、それを素直に発信していれば、Googleはそれを必要とする人に届ける努力をしてくれるでしょう。

つまり、いくら変更があろうと、基本的には自然とあなたの店舗が有利になるように働き、むしろサービスを疎かにして、過剰なマーケティングに走った店舗は、淘汰されていくかも知れません。

Google検索でわかる混雑具合を販促に活用

お店や商業施設を運営する側にとっても、混雑のパターンや繁忙時間を予測するのに、混雑具合のデータを利用することができます。そして、それを販促に活かす事も出来るのです。

例えば、閑散する曜日や時間帯を狙って「タイムセール」クーポンを配信したり、スタンプ2倍DAYなどの来店や購入を積極的に促す仕掛けを作ったり、逆に混雑する曜日や時間帯を把握してスタッフの配置を考えたり、キャンペーンの開始予定を決めたり、競合店の動向をチェックしたり・・・。混雑具合のデータは誰でも閲覧でき、かつ客観的なデータなので、販促には有効だと思われます。

まだまだ、普及には時間はかかると思いますが、今後このGoogleによる「混雑する時間帯」のデータを、来店や購入促進に活用してみるのは良い手ではないでしょうか?