お客様に継続的に来店してもらうための施策の定番、「スタンプカード」。5回来店で1回無料など、お客様に「またこのお店に行きたい」という動機づけを行う為に欠かせないツールとなっています。
今回は、そんなスタンプカードのスマホアプリ版『スタンプス』をご紹介します。
スマートフォン全盛の時代においても衰えない、スタンプカードの集客力
2011年10月のぐるなびユーザーアンケートによると、「外食で飲食店を選ぶ際、ポイント(スタンプ)カードがあることが影響するか?」を聞いた結果、まったく影響しないと答えた人は21.9%で、80%近い人がポイントやスタンプを貯められることが、お店選びにおいて少なからず影響すると答えています。
中でも、「ポイント(スタンプ)を貯めることが目的ではないが、貯まるお店を積極的に選ぶ」という回答が一番多いという点が印象的です。どこのお店に行っても「ポイントカードはお持ちですか?」「スタンプカードをお作りになりませんか?」と聞かれ、お客様にとって、そのシステム自体は何ら目新しくなく、ましてやその先にあるサービスや特典にまで目がいかないのが現状です。
しかし、ここで重要なのは、ポイント(スタンプ)を集めた先に何が待っているかを知らなくても、それを目的として期待をしているわけではなくても、「ポイント(スタンプ)が貯まる」「何かお得なことがあるだろう」という認識だけで、そのお店に足を運ぶお客様が多数存在しているということです。
お客様の興味を惹くフックとして、未だその力は衰えていないポイント(スタンプ)カードの、この時代においての「最適な形態」と活用法を、掘り下げていきましょう。
(あとはスマートフォンに一括できれば…)メリットがいっぱいのスタンプカード
スタンプカードを活用する店舗側としてのメリットとしては、
・次回以降のお客さんの来店,購入を促す
・貯まったポイントで次の買い物の一部に利用することが出来る=割引、と認識することで、また同じ店に来店する
という点があげられます。
スタンプカードが満点になることで受けられるサービス、もらえる特典を楽しみにして、(前述のようにサービス・特典が何か把握していなくても)お客様はついスタンプを集めてしまうようになります。また、貯まったポイントに対して与えるサービスや特手が魅力的なものであれば、お店のイメージアップにもつながります。
ただ紙や磁気データのカードの場合、何枚もたまり財布が重くなるので、頻繁に利用する店舗のカードしか持ち歩かず、来店時に忘れてしまいがちです。「ポイントがなかなかたまらない」「使いづらい」「いざという時に持って来ていない事が多い」などというデメリットもあります。
「スマホで支払いができるように、スタンプカードもスマホに一括できればいいのに」と、思っているお客様は非常に多いです。
また、店舗側にとっても、せっかくスタンプカードを印刷して用意したのに使われず、販促の効果が得られにくいという課題もあります。印刷のコストだけではなく、レジでの会計作業に加えて、スタンプカードの有無を確認し、訴求し、押印し…「いつも持ってるんだけど今日は忘れちゃった」お客様の対応をしつつ、その後ろで順番を待つお客様の対応もし…その手間が報われないなんて、あんまりですよね。
ではいつもお客様が持ち歩くスマホの中に、スタンプカードが入っていたらどうでしょうか?
スタンプカードはスマートフォンに任せてお財布をスリムに
SHOPFORCE(ショップフォース)連携のアプリ「スタンプス」なら、レジにてスマホ画面のQRコードなどを読み取ることで、アプリ内のスタンプカードに、スタンプを押してもらえます。スマートフォン内のアプリ1つで複数の店舗のスタンプカードをまとめて管理できるため、紙や磁気カードと異なり、お財布がかさばることもなくなり、これからカードを利用する店舗が増えた場合も管理しやすくなります。
スタンプカード・ポイントカードの利点はそのままに、持ち歩く煩わしさから解放され、例えば、「お得だとは分かってるけど持ち歩くのがちょっと…」と敬遠されていたターゲットも掘り起こすことができそうです。お客様目線でもメリットは多いサービスですが、従来は真にただの「カード」だったものが、アプリとして導入されたことで、店舗側にも多大なメリットがあります。
「スタンプス」の登録情報は、SHOPFORCE(ショップフォース)との連携によって、店舗の財産とも言える「顧客名簿」となり、顧客の曜日別・時間帯別の利用状況や来店回数などを把握するためのツールとしても利用可能です。
アプリアンケート機能を併用し、顧客の生の声を次のプロモーションに活かすことも有効な活用法です。次のセクションでは、そういった店舗側からのアプローチについて具体的にご提案します。
スマートフォンアプリのスタンプカードなら顧客データからのアプローチも可能に
登録時に顧客データを登録してもらうため、スタンプ経由で顧客の属性情報を収集できます。店舗の担当者は、パソコンの管理画面などで「どの年齢層がいつ、どの店舗を使っているのか?」をリアルタイムに知る事ができます。
紙のスタンプカードやメールアドレスによるメルマガやDM配信とは異なり、顧客の購入動向や来店頻度などデータに基づくクーポンやメッセージも配信が出来るため、よりターゲットに届きやすい販促施策をすることが可能になります。
また、ユーザーがLINEやFacebook、メールで知人や友人に店舗をクーポン付きで紹介すると、その知人らが来店するたびに、紹介したユーザーにはボーナスが付与される「紹介クーポン」の機能など他のSNSの強みを活かした、低コストで広い範囲に口コミ的な集客施策も実施できます。
紙のスタンプカードの場合は、
・メッセージはメルマガシステムで配信
・クーポンは紙のクーポンを作って印刷して配布
・顧客分析はポスレジなどの顧客データで・・・
などさまざまなシステムや販促ツールを作成しなければなりません。
しかし、上記のようなスタンプカードアプリなら1つの管理システムからさまざまな使い方が出来るので、導入時のコストも抑えられ、管理をする担当者の方の作業時間も短縮できます。
スマートフォンのスタンプカード『スタンプス』を有効活用しよう
しかし、スマホのスタンプカードを導入すればすぐに効果が上がるというものでもありません。
もちろんお客様はスタンプを集めるために来店する場合もありますが、飲食店の場合は何気なく通っているうちにスタンプが集まる場合も多いです。その時に貯まったスタンプに対してどんな特典を用意すればお客様が喜ぶのか、そこをしっかりと考えておくことが大切になります。
スタンプカードを持ってお店に行くと、得した気持ちにさせてくれるという感覚が、さらなる来店促進につながるのです。顧客の傾向をデータから分析し、「リピート率向上に繋がるような魅力的な特典を用意できているか」その点をしっかり精査し、新しい仕組みを有効活用する準備を整えた上で、
・リピートして来店していただくための囲い込みツールとして
・クーポンやメッセージなどお客様に来店してもらうための積極的なアプローチのためのツールとして
スマホ内ののスタンプカードアプリ『スタンプス』を導入してみてはいかがでしょうか?