従来はプログラミングスキルを用いてアプリを開発するのが主流でした。しかし最近は、多くのツールが登場したことにより、ツールを使ってアプリ開発を行うという事例が増えてきています。今回は、ツールを使ったアプリ開発がおすすめな理由や、おすすめのツールについて解説していきます。
ツールを使ったアプリ開発がおすすめな理由
ツールを使ったアプリ開発がおすすめな理由として、「プログラミングが必要ない」という点が挙げられます。
アプリの開発ができるほどのプログラミングスキルを身に付けようとするとそれなりに学習する必要があり、多くの時間を費やす必要があります。また、プログラミングスキルを持っていたとしても1からアプリのプログラムを組もうとすると作業量が膨大になってしまいます。
どれだけ良いアイデアが浮かんでも、プログラミングスキルの学習や、アプリのプログラムを組むのに時間がかかるとリリースが遅くなってしまいます。最悪、途中で断念することになり思い描いていたビジョンごと自然消滅するなんてことにもなりかねません。
また、現在のアプリ市場は競争が激化しています。仮に多くの時間を費やしてアプリをリリースしたとしても、まったくダウンロードされなかったら報われません。
その点、ツールを利用すればプログラミング学習や膨大な数の作業をしなくてもアプリを開発し、思い立ってすぐにアプリをリリースすることが可能です。
1から自分でプログラミング・コーディングして開発したアプリと比べると、クオリティは下がることもあるかもしれませんが、クオリティを上げる必要があるのならあとから改善していけば良いだけの話です。何より、アイデアがあるのにも関わらずリリースせずに終わることに比べればリスクにはならないでしょう。
以上がツールを使ったアプリ開発がおすすめな理由についてでした。
ここからは、アプリ開発におすすめのツールを3つ紹介していきます。
アプリ開発のおすすめツール①:Monaca
1つ目のアプリ開発のおすすめツールは「Monaca]です。
「すべての人にアプリ開発を」というコンセプトで提供されているMonacaは、
- Web技術でアプリ開発を始めたい
- 開発チームをサポートしてほしい
- 開発力を強化したい
という悩みを解決するようなツールとなっています。
Monacaを利用すると、JavaScript、HTML5の共通スキルセットにより、スマホアプリ、デスクトップアプリ、Webアプリなどの多彩なアプリを開発することが可能になります。
また、Monacaを利用すれば、
- 技術検証
- トレーニング
- 開発受託
- コンサルティング
- テクニカルサポート
といった様々なサポートをオーダーメイドでサービス内に含めることができます。サービスのオーダーメイドにより、完全に自分に合ったサービスを受けることができます。
- フジテック株式会社
- マネックス証券株式会社
- 株式会社三井住友フィナンシャルグループ
などの大企業に導入された実績を誇っており、信頼性はかなり高いと言えるでしょう。これらの大企業以外にも、数多くの企業や大学の研究所、組合、社団法人、協会、など、幅広く様々な種類の組織に導入されています。
以上が1つ目のアプリ開発のおすすめツール「Monaca」についてでした。
アプリ開発のおすすめツール②:Yappli
2つ目のアプリ開発のおすすめツールは「Yappli」です。
Yappliは、アプリ開発・分析・運用をノーコードで行えるサービスを提供しています。完全に企業向けのサービスで、社内で使うアプリや店舗アプリなどの開発が中心となっています。
Yappliを利用すると、多彩なプッシュ機能や高度なデータ分析など、優れた40以上の機能と直感的な操作で更新作業ができるほどの運用のしやすさを兼ね備えたアプリを短期間で作り上げることができます。
また、アプリを開発した後には、機能改善や最新OSに対するアップデート、専門チームによる集客や活用法などの支援といった充実したサポートを受けることができます。
450社以上の導入実績を誇っており、その事例においても売り上げの増大や経費削減に大きく貢献しています。Yappliが対応しているジャンルは幅広く、具体的には一般企業、オウンドメディア、金融機関、支援団体、学校などが挙げられます。
Yappliは99%という驚異の継続率を誇っており、ほとんどのユーザーがリピートするほど質の高いサービスであるということができます。
以上が2つ目のアプリ開発のおすすめツール「Yappli」についてでした。
アプリ開発のおすすめツール③:appypie
3つ目に紹介するおすすめのアプリ開発ツールは「appypie」です。
appypieを利用すると、様々な種類のアプリを手軽に作成することができます。
具体的なアプリの種類は以下の通りです。
- データベースドリブンアプリ
- カジノアプリ
- アニメーションアプリ
- レシピアプリ
- 多言語対応アプリ
- フィットネストラッカーアプリ
- キッズアプリ
- CRMアプリ
- スポーツアプリ
- ジムアプリ
- 辞書アプリ
- データベースアプリ
- 電子書籍アプリ
- グループチャットアプリ
- GPSアプリ
これだけの数でもまだ全ての種類ではありません。appypieはかなり多くの種類のアプリに対応しています。
アプリ作成の手順は、「デザインレイアウトの選択→希望する機能の追加→アプリケーションの効果」のみです。
多くのテンプレートが用意されており、テンプレートにデザインや機能を追加していくだけで作成できます。かなりシンプルな手順になっており、多少疎い人でも難なく作成することが可能です。
1800円のライトプラン、3600円のプレミアムプラン、6000円のビジネスプロプランが用意されており、3つのプランには、対応しているOS、機能の量という点において違いがあります。
また、SSL暗号化や30日以内の全額返金保証などのサポートもあるため、低リスクで利用することができます。
以上が3つ目のおすすめアプリ開発ツール「appypie」でした。
ツールを使ったアプリ開発がおすすめ
今回は、ツールを使ったアプリ開発がおすすめな理由やおすすめのツールについて解説しました。
時間の短縮、労力の削減などを考えるとツールを使ったアプリ開発がおすすめです。中には、高度なプログラミングスキルを持っていたり、プログラミングチームを率いている人もいるでしょう。しかし、そのような人は例外です。大半の人や企業はツールを使った方がスムーズにアプリを開発することができます。
現在は多くのアプリ開発ツールが登場しているため、どのツールを利用するべきなのかしっかりと見極める必要があります。今回紹介した、Monaca、Yappli、appypieなどのツールを参考に、適切なツールを選び、最短最速でアプリを開発・リリースしましょう。